February 21, 2017
February 17, 2017
2999.2月のシネマ(3)
もし彼がアメリカに引き渡されると、最低でも30年の禁固刑に処せられる。
February 13, 2017
2998.2月のブックから

February 09, 2017
2997.2月のシネマ(2)

February 05, 2017
2996.特別展「春日大社」
February 01, 2017
2995.2月のシネマ(1)

January 28, 2017
2994.1月のシネマ(3)
彼になり切り、トランペットをマスターしたドン・チードルが見事。
January 24, 2017
2993.「岩佐又兵衛」展
January 20, 2017
2992.1月のブックから
「坂崎空也は、・・・・南に向かった。

January 16, 2017
2991.1月のシネマ(2)
ブログ2976号('16.11.22)でも紹介したように、ナチス・ドイツの残虐性、アウシュヴィッツなどホロコーストを題材にした作品を、昨年は9本見た。
とくに12月に紹介した「シークレット・オブ・モンスター」は、ヒトラーのような独裁者=モンスターが出現する家庭的・社会的環境をミステリックに暴き、衝撃を受けた作品だった。
今年に入っても、同じバックボーンを持った作品が2本も公開されている。
いずれも「実話」に基づく「歴史映画」で、1本はデンマークとドイツの合作、もう一本はドイツ映画である。
「ヒトラーの忘れもの」
一昨年の東京国際映画祭で上映されて、二人の出演者が最優秀男優賞を受賞した作品。
第二次世界大戦直後のデンマークで、ナチスが海岸線に埋めた200万個の地雷の撤去作業に駆り出された、ドイツの少年兵たちの「ドキュメント」である。
1945年5月、ナチスによる5年間の占領から解放されたデンマーク。
捕虜となったドイツ兵たちの多くは送還されたが、地雷除去のために1000人を超える少年兵たちが徴用され、危険な任務に従事させられた。
異国に置き去りにされた少年兵たちは、ナチスが残した「忘れもの」を撤去する作業中に、ほぼ半数が命を失ったという。
この事実は、明らかに捕虜虐待を禁止した「ジュネーブ条約」に違反しており、デンマーク政府はこれまで口をつぐんできた。
闇に埋もれていたデンマークの「恥部」を明らかにしたのは、同国人のドキュメンタリストであるマーチン・サントフリート。
11人の少年兵と指揮するデンマーク軍の軍曹を主人公に、一触即発の地雷除去シーンを生々しくスリルに描いた。
「いかなる残酷な状況においても、生きるための希望を抱き続けることが可能なのか?」
帰郷を夢見る少年たちと、その純粋な心にほだされていく指揮官。
美しい海が広がる白い浜辺、残酷な史実がここで再現された。
東京国際映画祭で受賞したのは、指揮官の軍曹に扮したデンマークの俳優ローラン・ムラと、少年兵のリーダー格を演じたドイツの俳優ルイス・ホフマン。
作品は、デンマーク・アカデミー賞で作品賞・監督賞など6部門で受賞している。
「アイヒマンを追え」
1960年、イスラエルの諜報機関モサドが逃亡先のアルゼンチンで拘束したアドルフ・アイヒマン。
数百万のユダヤ人を強制収容所に送り、ホロコーストの中心的役割を担ったアイヒマンの逮捕には、これまで知られられなかった影のヒーローがいた。
その男の名はフィリッツ・バウワー、ドイツの州検事長である。
社会民主主義者であり、ユダヤ人であり、そしてゲイ、その彼がいかにして消息不明のアイヒマンを発見し、追い詰めていったのか。
そして、その極秘情報をなぜモサドに提供したのか。
ドイツ国内に巣食うナチスの残党の妨害や、連邦政府の圧力にさらされながら、孤立無援の闘いを強いられた検事長の苦悩が、サスペンスフルなタッチで描かれていく。
検事長を演ずるのはドイツの名優ブルクハルト・クラウスナー(「白いリボン」'16)、手足となって動いた部下の検事にロナルト・ツエアフルト(「東ベルリンからきた女」'13)が出演している。
監督は、セミドキュメンタリー作品を撮ってきたラース・クラウメ。
作品はドイツのアカデミー賞で作品・監督・脚本賞など最多6部門を受賞した。
ブログ2763号で紹介した「ハンナ・アーレント」と「顔のないヒトラー」は、この作品の「後日談」ともいえる映画である。
January 12, 2017
2990.初春・本郷~根津~上野
甲府宰相が植えた躑躅が、春ともなれば社殿を彩る。
本郷台地と上野台地の間に横たわる湿地帯で、古くは東京湾の入り江でもあった。
その後3代将軍家光が改築して、現在の姿になった。
January 08, 2017
2989.1月のシネマ(1)




January 04, 2017
2988.深川七福神めぐり
January 01, 2017
December 30, 2016
2986.2016忘備録
今年の「忘備録」、一年を振り返り新しい年への希望を込めて、例年通りデータをまとめる。
写真は、この1年に撮りためた「テラスから見た夕景」をアトランダムに。
健康維持のために始めた「スイミング」は、現役時代からなので40年になる。
当初は、近所の小学校のプールが開放されたので週1回、さらに代々木のプールで週3回、リタイア後は日曜日を除いて区民プールで週6回のペースとなった。
40代のころパソコンを手にしたので、以来データを記録している。
泳ぐのは1日1キロ朝7時からの日課で、今年は231㎞(昨年比ー46)。
年末にアクシデントがあって3週間お休みしたが、記録を取り始めてからの累計は5391㎞、ハワイまで残り1.039㎞!ロスまで3.429㎞!、アメリカ西海岸は無理としてもハワイまでは泳ぎ着きたい。
「ウオーキング」は、8年前から歌舞伎同好の仲間たちと「鎌倉」を歩き始めた。
これは寺社巡りだけでなく、尾根の古道や旧跡を歩くので結構ハードだ。鎖やロープを使ってよじ登るコースもある。
今年から高校同窓会主催のウオーキングも始まり、回数は10、歩数は200.143歩と昨年より6万歩ほど増えた。
だいたい終了後は「飲み会」となるので、減量には結びつかない。
「宿泊旅行」は5回15日(-1回)、上高地・軽井沢・安曇・上田・有馬・城崎・出雲・松江・倉吉・鳥取とバラエティには富んだ。
連れ合いとは2回、小学時代の悪ガキ、高校の同窓、昔の職場仲間との旅だった。
「映画鑑賞」は108本(+21)と例年並み、歌舞伎など「古典芸能」は昨年と同じく5回、落語・寄席2回だが、「音楽コンサート」はゼロ。オペラを見たのだが、舞台ではなくシネマビューイングだった。
「美術鑑賞」は、友人・知人の個展や公募展を含め20回(-3)。ほぼこのブログで紹介した。
「読書」は112冊(+18)、スイミングや外出が出来ない日があったので数は増えた。
歴史・時代小説が6割ほどだが、政治・経済・社会評論は年ごとに減ってきた。関心が薄くなったのか、評論家たちの論考に肯けるものが少なくなったからか。
そして「夜の在宅率」、つまり「家飲み」は92%(+5)と確実に高くなっている。
パーティーなど大人数の集まりは遠慮して、知人・友人との懇談も絞っている。もちろん2次会や3次会は失礼して、夜9時までには帰宅するよう心掛けている。
みなさん「よいお年を」。
December 27, 2016
2985.観世流・能
December 23, 2016
2984.12月のシネマ(3)
December 19, 2016
2983.12月のブックから


December 15, 2016
2982.12月のシネマ(2)
December 11, 2016
2981.戦国時代展
December 07, 2016
2980.12月のシネマ(1)
December 03, 2016
2979.晩秋・木場公園
November 30, 2016
2978.11月のシネマ(4)
人口増による環境破壊を防ぐために人口淘汰をもくろみ、ウイルスを仕込んだ。

教授は自分を危機から救ってくれた女性医師(フェリシティ・ジョーンズ)の協力を得て、フレンツェ~ヴェネツイア~イスタンブールと駆け回る。

November 26, 2016
2977.国立歌舞伎

November 22, 2016
2976.11月のシネマ(3)
ナチス・ドイツの残虐性、アウシュヴィッツのホロコーストを題材にした映画は、毎年のように製作されている。
今年だけでも、これまでブログで紹介した作品は7本にのぼる。
ユダヤ人にビザを与えて逃した、在リトアニアの日本外交官を描いた「杉原千畝」(ブログ2871号・1.09)。
ナチスがユダヤ人から略奪した美術品、それを奪い返す物語「黄金のアデーレ」「ミケランジェロ・プロジェクト」(2872号・1.12)。
アウシュビッツで虐殺された作家の遺作、「フランス組曲」(2878号・1.30)。
アウシュビッツに囚われた男のレジスタンス、「サウルの息子」(2882号・2.10)
ナチスの将校アイヒマンを裁く法廷の中継、「アイヒマン・ショー」(2919号・5.30)
現代にタイムスリップしたヒトラーと、彼を迎える大衆を描いた「帰ってきたヒトラー」(2950号・8.30)。
そして今号で紹介する「手紙は憶えている」が、8本目となる。
以上の作品の中で、見る人に最も衝撃を与えた傑作が「サウルの息子」と「手紙は憶えている」の2本。
前者はポーランド・アウシュビッツを舞台にした1940年代の物語、後者はカナダとアメリカを舞台にした現代の物語である。
「手紙は憶えている」
.
原題は「REMEMBER」、このタイトルには二つの意味が込められている。
ひとつは目覚める度に失う記憶、もうひとつは決して忘れられないアウシュヴィッツの記憶。
愛妻を失ったことも忘れてしまった、認知症の主人公(クリストファー・プラマー)は90歳。
体の自由を失った友人(マーティン・ランドー)から、大切な家族を殺された敵を討ってくれと頼まれる。
友人は、数少ないアウシュヴィッツの生き残り仲間である。
復讐を忘れないように友人から託された手紙を頼りに、男は老人ホームを抜け出し、絞り込んだ4人の容疑者を求めて旅にでる。
一人目は元ドイツ兵士(ブルーノ・ガンツ)だったが別人、二人目は同性愛者として収容されていた男、三人目は陸軍の料理人だったヒトラー信奉者、しかしもう亡くなっていた。
そして四人目は・・・・・。
次々と起こる予測不可能な展開が、この復讐の旅の謎を増幅していく。
彼の記憶にかすかに残る「クリスタル・ナハト」、彼のピアノの腕が覚えている「ワグナーの旋律」、衝撃的なラスト5分に観客は沈黙する。
監督は、カナダで活躍するエジプト出身のアトム・エゴヤン(「スイートヒアアフター」'97でカンヌ・グランプリ)。
練りに練った脚本はアメリカ出身のベンジャミン・オーガスト、TVプロデューサーの彼はこの作品によって脚本家デビューした。
主人公を演じたクリストファー・プラマーは、「人生はビギナーズ」('10)で史上最高齢のオスカーを受賞したカナダの名優である。
また友人役のマーティン・ランドーは、「エド・ウッド」('94)でオスカーを受賞したアメリカの演技派。
容疑者のひとりを演じたブルーノ・ガンツは、「ヒトラー最後の12日間」('05)でアカデミー賞にノミネイトされたスイスの名優である。
November 18, 2016
2975.晩秋・山陰路
November 14, 2016
2974.11月のシネマ(2)
November 10, 2016
2973.特別展「禅・心をかたちに」
November 06, 2016
2972.11月のシネマ(1)
ブログ2968号「10月のシネマ(4)」で、ヨーロッパで評価の高い日本人監督、頭文字が「K」で始まる4人の事を書いた。
その「4K」の長老!北野武(69歳)が、先月フランス国家勲章「レジオン・ドヌール」を受賞した。
彼の映画制作活動が、ヨーロッパの文化向上に貢献したのが受賞の理由だった。
その北野監督に次ぐ「4K」監督が、今年61歳になる黒沢清である。(残りのお二人、是枝監督54歳、河瀨監督47歳)
彼については、ブログ2935号「7月のシネマ(2)」で経歴や作品を紹介したが、今号でも改めてヨーロッパでの評価を記しておきたい。
黒沢の作品が国際的な注目を集めるきっかけとなったのが、5作目のホラー映画「CURE」('97)。東京国際映画祭に出品されて、役所広司が最優秀主演男優賞を受賞した。
3年後には、カンヌ国際映画祭に出品されたホラー映画「回路」が国際批評家連盟賞。2年後にも「アカルイミライ」がカンヌのコンペに正式出品、さらに「トウキョウソナタ」('08)が「ある視点部門」で審査委員賞を受賞するなど、カンヌの常連となった。
そして昨年、「浜辺の旅」でカンヌ国際映画祭「ある視点部門」監督賞を受賞するのである。
そのほかの主な映画祭では、ホラー映画「叫」('06)がヴェネチェアで公式上映、「Seven Code」('13)がローマで最優秀監督賞、ブログ2935号で紹介した「クルーピー 偽りの隣人」がベルリンでクロージング上映されている。
今号で紹介する作品は、国際的に高い評価を集めている黒沢監督による初めての「フランス映画」である。
「ダゲレオタイプ」とは、世界で最も古い写真の撮影方法である。
長時間の露光が必要なために、肖像写真の場合はモデルの身体を長時間拘束しなければならない。
また今日のネガやデジタルとは異なり、、画像を直接銀板に焼き付けるために、その写真は世界に一つしか残らない。
作品は「銀板に刻まれる永遠の命」を、美しく、悲しく、狂おしいほで切なく描き、写真と映像の原点を幻影として見せていく。
物語の主人公は、写真家助手に雇われた青年(タハール・ラヒム)。
旧い屋敷にある撮影スタジオには、タゲレオタイプ写真家(オリヴィエ・グルメ)と写真のモデルとなる娘(コンスタンス・ルソー)が住んでいた。
同じモデルとなっていた彼女の母親は狂死、たびたび父親の幻想の世界に出現するが、その存在がやがて愛し合うようになった青年と娘の間に悲劇を生む。
「永遠の愛」を夢見る写真家の狂気は、死者と生者の垣根をなくすホラー・ラブロマンスの世界へと導いていく。
全編フランス語のオリジナルストーリー、オールフランスロケ、キャスト・スタッフもフランス・ベルギーから。
テイストはフランス映画だが、間違いなく黒沢作品である。
November 03, 2016
2971.特別展「瑞巌寺と政宗」
October 31, 2016
2970.10月のシネマ(5)
October 28, 2016
2969.散策・巣鴨地蔵通り
October 25, 2016
2968.10月のシネマ(4)
October 22, 2016
2967.10月のブックから

October 19, 2016
2966.10月のシネマ(3)

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