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March 31, 2005

11.アビエイター

 アカデミー賞10部門にノミネートされたが、惜しくも作品賞や監督賞を逃したレオナルド・ディカプリオ主演・製作総指揮作品。封切早々には違いないが、場内は女性客で満員。実在の米大富豪ハワード・ヒューズの自伝的映画だけに、彼を取り巻く人物像の描き方が興味深深。
 アカデミー助演女優賞をとったケイト・ブランシェットが演ずるキャサリン・ヘップパーンは、ヒューズの最初の愛人。完璧主義の彼にやすらぎを求められない彼女は、やがて共演したスペンサー・トレーシの元に去る。そしてトレーシが死ぬまで30年、妻子ある彼を愛し続ける。オスカー4回の受賞に輝く彼女も、昨年逝去した。
 もう一人の愛人、絶世の美女エヴァ・ガードナーを演ずるのはケイト・ベッキンセール。恋人としてより母性愛で、強迫神経症に侵されていく主人公を支える。
 ヒューズのパラノイア傾向は、幼児期のトラウマからきたものだが、彼が有り余る財力を惜しげも無く「映画」「飛行機」「女」に投じ、数々の栄光を手に入れることが出来たのも、またその「トラウマ」であった。
 彼の富の源は、父親から相続した「石油産業」である。映画ではさらりとしか触れられないが、ヒューズ・ツールが製造する石油掘削機、なかでもその先端に取り付けられる「ビット(刃)」は、世界市場を独占していた。冷戦時代、アメリカは、「ヒューズのビット」を武器に、「禁輸」をちらつかせながらソ連を思うままに操ったのである。世界中で、ヒューズの「ビット」に対抗できたのは、東京・大田の町工場で製造された「ダイアモンドビット」だけだったと、いわれている。

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March 30, 2005

10.お花見クルージング

 隅田川沿いの夜桜見物に出かけた。それも「クルージング」で。結果は、川岸の「ぼんぼり」を眺めただけだった。昨年はもう満開だった。そこで29日を予約し、抽選に当ったのだ。開花が遅れたからといってキャンセルできない。乗船料、お弁当代ふくめて5000円捨てることになる。
 両国から乗船して浅草・桜橋へ、ここでUターンして言問橋~吾妻橋~駒形橋~厩橋~蔵前橋~両国橋~新大橋~清洲橋~隅田川大橋~永代橋~中央大橋~佃大橋~勝鬨橋~レインボーブリッジ、お台場の夜景を楽しみ両国に戻る2時間のクルージングだった。
 3月末にしては川風も冷たかったが、埠頭に係留されている客船や、艦船も楽しめた。珍しく晴海埠頭には、自衛艦三隻、東京大学、水産庁、東京海洋大学の調査船、航海訓練所の練習船も停泊していた。4月になると一斉に出航するとのこと。
 「お花見クルーズ」は(財)東京都公園協会が主催。4月中旬まで、お昼の3コース、夜の1コースで実施。
 詳しくは、03-5608-8869
 http://www.tokyo-park.or.jp

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March 29, 2005

9.正蔵襲名

 昨夜、上野の鈴本演芸場に出かけ「九代目林家正蔵襲名披露興行」を楽しんだ。「立ち見」もふくめ場内は超満員、始まる前から熱気が溢れていた。一月の前売り初日の1時間で、十日間の切符は全て売り切れた。「勘三郎も真っ青」と誰かが書いていたが、その勘三郎からも大きな花輪が届いていた。ただ歌舞伎の2万円に比べこちらは3千円とリーゾナブル。
 圓蔵、小朝、木久蔵、金馬と先代正蔵の弟子、父三平の兄弟弟子が、つぎつぎと「笑い」を聞かせたあと「口上」。
歌舞伎の襲名とは違って、ここでは先輩師匠たちの「こぶ平いじめ」、場内爆笑の中、観客一緒に三本締めで盛り上がる。最後は、「九代目林家正蔵」が人情噺をたっぷり聞かせて幕。正蔵、いい顔をしてました。

 林家一門といえば、「かせだプロジェクト」が応援する「林家彦いち」がいる。木久蔵師匠の二番弟子だから「八代目正蔵改め彦六」の孫弟子にあたる。NHK新人演芸コンクールで大賞を、3年前に真打、アウトドア派で腰が軽い。無人島に隠れたり、極北ユーコンで先住民相手に「小話」、ニューヨークまで出かけては「ジャパニーズ米語落語?」など大奮闘している。年数回、下北沢で開く独演会「喋り倒し」は若い人達で満員。私の母校の30年後輩ということで、仲間と一緒に出かけては声援を送っている。最近「楽写」(小学館)も出版。NHKラジオのレギュラーでもある。

    出演予定は「彦いち」のホームページを。
  

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March 28, 2005

8.焼酎バー「黒瀬」(2)

 27日付けの記事について、幾つかの問い合わせを頂きました。そこで追加情報です。

 開店時間・17時ごろから24時ごろまで(お客さん次第ですが、あまり夜更かしすると店主も疲れますのでほどほどに)
 休日・日曜日(団体で会合などにご利用の時は相談にのります)
 客席数・2階カウンター6席(1~3名が適当、店主の焼酎についての薀蓄が聞けます) 一階こ上がり20数席(2名から20数名まで自由に区切れます)
 飲み物・もちろん焼酎がメインですが生ビール、日本酒(銘柄は一種類だけ)、ウーロン茶、ジュースも置いてます。
 料理・南さつまの特産の品々(つけあげ、キビナゴ、カツオ、さつま鶏、黒豚、黒牛等)、仕上げにお奨めは、アゴだし(飛魚)をきかした「黒豚入りそーめん」
 予算・お客さん次第ですが平均4~5千円
 予約・会社の歓送迎会やクラス会など多人数の集まりの時は、お電話ください。予算等も相談にのります。

渋谷駅からおよそ5分、ぜひ覗いてみてください。

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March 27, 2005

7.焼酎バー「黒瀬」

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  昨年10月、高校同窓の後輩4人と一緒に「焼酎バー」を、渋谷にオープンしました。店の名前は「黒瀬」、ふるさとの小さな村の名前です。

 「吾田の長屋の笠狭の埼」と古事記にも記されたこの地方(九州薩摩半島西南端)は、ウミヒコ・ヤマヒコやニニギノミコトが活躍する神話の地です。笠狭の埼のすぐ南が黒瀬、さらに下ると秋目浦、ここは唐招提寺を建立した唐の僧鑑真の上陸地として有名です。さらにその南は坊ノ津、遣唐使・遣隋使が出帆した浦です。黒瀬はまた、古くから「焼酎杜氏の里」としても知られています。夏が過ぎると、ここから九州各地の蔵元へ杜氏たちが旅立つのです。

 「焼酎バー・黒瀬」には、彼らが仕込んだ焼酎がすべて揃えてあります。もちろん高価なプレミア焼酎も置いてはありますが、店の看板はあくまでも「黒瀬杜氏」の焼酎です。脱サラして店主を勤める宿里君もまた杜氏の末裔なのですから。
 店の器は「笠沙焼」、後輩の作品です。食材も同窓生たちがふるさとから送ってくれます。全てが作り手の顔が見える本物です。

 第ニ次焼酎ブームと囃やされています。バカ高い焼酎が横行しています。外国から原料の「さつま芋」も、輸入されています。このブームがはじけると、被害をうけるのは、ふるさとの小さな蔵元と原料を栽培する農家です。ささやかですが、「本物」を都会の皆さんに味わってもらうことで、村からの情報発信の一助にと、こんな店をはじめました。

「黒瀬」 東京都渋谷区渋谷2-14-14 電話5485-1313

 「渋谷クロスタワー」または「渋谷二丁目交番」を目印に、そこからお電話ください。ビルとビルに囲まれた小さな二階家です。   
 

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March 26, 2005

6.全国地名保存連盟

 今月末まで申請すれば、財政優遇処置が受けられるということで、各地で「市町村合併」の駆込み申請が続いている。そうした混乱を象徴しているのが、歴史や伝統を無視した「新市町村名」である。
 「南セントレア市」「太平洋市」「中央アルプス市」は、結局「珍名」そのものが合併を、御破算にしてしまった。住民にしてみれば、そんな市町村名では恥ずかしくて手紙も出せないだろう。

 「地名や町名は、歴史のなかから生まれ、歴史を伝える文化です。それは他の文化遺産とおなじように、一度失われれば二度と再びつくり出すことはできません。」と、昭和58年、東京旧牛込区の町名を守る市民運動を展開した人々を中心に結成されたのが、全国地名保存連盟である。そして今回の一連の合併騒動についても、「行政の手による無意味な地名改変や、地上げ業者の思惑による新町名のでっちあげや、市民『多数決』による地名破壊が横行しています。なつかしい地名・町名を保存し、後世に伝えるために、しなければならないことがたくさんあります。」と
強い懸念を表明している。

 全国地名保存連盟のホームページは
      http://www.geocities.jp/chimeihz/
 

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March 25, 2005

5.ひとまく会

 毎月一回、東銀座の歌舞伎座に出かけ、最後の一幕を四階の立見席で観る。
 「ひとまく会」。もと大手の新聞社政治部長、官僚OB、高検検事長、大企業のトップ、現役美人女医、下町の商店主、美術商、三味線の師匠、シャンソン歌手と40数名の仲間は多士済済。だが会では肩書き無用、出席をとるなどヤボなことはしない。
 まずは近所の居酒屋で一杯、そして歌舞伎座へ。「橘屋!」「中村屋!」「待ってました!」「紀尾井町!」贔屓の役者に声が掛けられるのも、ホロ酔いのせいか。
 入場料は500円~1000円、楽しいこの会も今夜で155回。勘三郎襲名披露とあって、最後の一幕「鰯賣戀曳網」も、札止め覚悟で並ばなければならない。

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March 24, 2005

4.ナショナルトレジャー

 今日のお昼は、「ナショナルトレジャー」。ハリソン・フォードに代わってニコラス・ケイジが駆け回る、「インディ・ジョーンズ」の現代版。
 制作は、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジェリー・ブラッカイマー、監督は「クール・ランニング」のジョン・タートルトーブ、ヒロインは「トロイ」の王女役ダイアン・クルーガー、敵役が「ロド・オブザ・リング」のショーン・ビーン。
 こう並べると、だいたいのストーリーも想像がつく。紀元前のエジプトからエルサレムのソロモン神殿、テンプル騎士団からフリーメイソン、「伝説の秘法」がニューヨークの地下深くに。
 ワシントン、フイラデェルフィア、ボストンと東海岸を旅行した人ならお馴染みの場所が次々と登場するのも楽しみか。昔仕事で篭った「ナショナル・アーカイブス」が、主要舞台だったのもうれしい。理屈無しで楽しむ映画。

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March 23, 2005

3.ロング・エンゲージメント

 今年23本目の映画は、フランスのジャン=ピエール・ジュネ監督、オドレイ・トトウ主演の「ロング・エンゲージメント」
もちろんあの「アメリ」のコンビである。
 第一次世界大戦下のブルタニュー地方の素朴な村と、仏独が死闘する戦場をこだわりの映像美でモンタージュしたミステリー。ユーモアとロマンス、そしてリアリティーの渾然たる融合が素晴らしい。
 フランス映画には珍しく、巨額な制作費を投じたこの映画は、「アメリ」とはまた違ったスケールを持った映画だが、そのファンタジックな味わいは、ジュネならではの作品に仕上がっている。
 オドレイの相手役は「かげろう」の新鋭ギャスパー・ウリエル、ジョデイ・フォスターやマリオン・コティヤールらが、脇を固める。

 (これまで今年にはいって見た作品)
「ターミナル」「オーシャンズ12」「パッチギ」「陽のあたる場所」「シルビア」「スパイバウンド」「オペラ座の怪人」「恍惚」「北の零年」「ボーン・スプレマシー」「アレキサンダー大王」「きみに読む物語」「ネバーランド」「ピーターセラーズの生き方」「酔仙伝」「セルラー」「MAKOTO」「ローレライ」「プリティー・プリンセス2」「レオポルドの日記」「火火」「シャーク・テイル」

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March 22, 2005

2.愛知万博

 「愛知万博」の内覧会に招待されたので、名古屋に出かけた。内覧会といっても、5万人以上を招待した大規模なもので、いわば主催者側の本番直前のリハーサルと言って良いだろう。パビリオンのコンパニオンにしても、警備員、案内ボランティア、通訳、輸送関係者など多数のお客さんに接するのは、この日が始めてなのだから。
 大阪万博から筑波科学博、奈良シルク、花博、等々多くの博覧会に関係してきたが、これらはいずれも仕事としてだった。「普通の旅人」としての参加は、今回が始めてである。
 そんな立場から感想を述べると、まづ「アクセス」の弱さが目に付いた。会場入り口までは、「リニモ」ニ系統、シャトルバスニ系統、パーク&ライド駐車場五箇所との往復シャトルだけだが、地下鉄駅や鉄道駅からリニモへの乗り換えが大混雑した。1時間待ちは当たり前で、ピークには90分を越えた。会場まで、わずか3分の「リニモ」に乗るためである。私は、結局2キロの道路を20分かけて歩いた。駅員は奨めなかったけど、若い人たちは混雑を和らげるためにも、率先して歩くべきだろう。
 そんな中、名古屋駅と会場を直接結ぶシャトルバスは、案外スムースだったようだ。わずか35分である。名古屋駅にてリアルタイムに「混雑情報」が知らされれば、お客さんの振り分けが出来る。公式FM放送や公式ケータイサイトを利用して。ただ、バスの場合往復2000円、JRリニモは1300円になる。25日以降は、内覧会入場者数の2倍から3倍を見込んでいるだけに、この問題は、さいごまで尾を引くだろう。
 レストランも大混雑だった。食べ物や飲み物の持ちこみが禁じられているため、昼時は30分~60分の行列を覚悟しなければならない。弁当やサンドウイッチなど軽食が、もっと容易く買える方法はないか。また、ウエイター、ウエイトレスに外国人が多く、言葉が通じにくく注文の間違いも多く、さらに混乱を招いていた。時間がたてば少しは改善されるだろうが。
 人気のパビリオンもまた、大行列だった。ここも1時間待ちは当たり前、十一時前には予約整理券が全て無くなり結局並んでも無理というパビリオンが多数あった。また、整理券システムなのか、先着順なのかは、パビリオンの前まで行かないと不明で、広い会場をあちこち走り回される羽目となった。このあたりの統一された情報提示、パビリオンごとの「待ち時間一括情報」が何箇所かに提示されることも、今後必要なのではないか。
 高い入場料を払って、ただただ無駄な待ち時間を過ごすのはもったいない。「万博は、待つことなり」日本初の大阪万博でもこんなことが新聞記事に載ったが。
 パビリオン展示やイベントの質は、バルセロナと比較しても高い。多くの人びとが、ここで「自然の叡智」を学んでほしい。

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1.ココログスタート

Imgp0010_2  65歳、法律的には「高齢者」つまり老人になった。区役所からは、「介護保険証」が送られてきた。「敬老入浴券」も届いた。区内の銭湯400円が100円で利用できる。
 銀座の金春湯も、100円なのである。

Imgp0022_640_4  2時間で350円だったスポーツクラブのプールも、無料である。
 都立の博物館や庭園の入場料は半額、至れるつくせりと言えるかどうかは別として、これまで大枚はたいてきた「特別区民税」と「都税」がようやく還元されることになったわけだ。ささやかだけど。

 そこで、この「ココログ」をスタートしたのだが、とくに関係はない?
 若い友人が、老化防止にはブログがいいと薦めてくれたが。

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