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September 20, 2006

451.キンキーブーツ

Kinky 先月末に封切されたこの作品、翌週覗いてみたら大行列、諦めて帰ったが4週目になっても満員の盛況である。
 座席数の少ない「シャンテシネ」ということもあるが、それだけではあるまい。閉塞感漂う昨今、「何かしっくりとこない」「自分らしくいきたい」人達へのエールが、この作品には込められているからだろう。

 [kink・y](キンキー)とは、①変態の、性的に倒錯した ②奇妙な、変わり者の 意味。
 イギリスのノーサンプトンの伝統的な家内工業的な靴屋が、生き残りをかけてニッチ市場に参入、史上初の「男性のための女性的なファッショナブル・ブーツ」を世に送り出したという実話の映画化である。

 デイリー・ミラー紙が「まさに『フル・モンティ』以来の英国のコメディー登場!」と評していたが、館内もクスクス笑いから珍しく爆笑の渦が沸いた。間違いなくヒット作品である。

 監督はイギリスTV界のベテランディレクター、ジュリアン・ジャロルド。映画初のこのは、イギリス・インディペンデント映画界に一大センセーションを巻き起こしているという。今年のサンダンス映画祭にオープニング上映されたのも、うなづける。

 出演は靴屋の跡取りにジョエル・エドガートン、オーストラリア出身の彼は「スター・ウオーズ」や「キング・アーサー」にも出演しているが、この作品で主役を演じた。
 もう一人の主役が、ドラッグ・クイーン(♂)のキウェテル・イジョフォー、アフリカ系イギリス人の個性派俳優として「ラヴ・アクチュアリー」にも登場した。筋肉隆々とした彼が、キンキーブーツをはいて舞台狭しと唄い踊るのだ。

 映画のもうひとつの主役は、この音楽とファッション衣裳。「Vフォー・ヴェンデッタ」のサミー・シェルドンが、その両方を担当して映画を盛り上げた。

 映画が終った後に、「気分が良くなる」作品である。

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