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March 09, 2007

587.東京道産酒の会(14)

 月に一度、北海道を慈しむ仲間たちが集まり、地元の酒と料理を楽しむ「道産酒の会」。184回の今月は、ゲストを含む会員たちの多彩なスピーチで盛り上がった。

 最初のスピーカーは、ゲストとしてお招きした東京農業大学の名誉教授の坂井劭さん。坂井さんは、日本における醸造学の先達、もちろんテーマは「日本酒のお話」である。
 「日本で醸造学のある大学は、東京農大だけ。だからここには、蔵元の後継者が集まってくる。全国2000ある蔵元の6割は教え子が主、退官後もいろいろと相談にのっている。
 今夜持参したこの酒は『醲献』(JO-CON)、教え子の長野の蔵元が作った38度の日本酒。低温でここまで濃縮した日本では唯一の酒。
 面白いのは、日本酒の麹の酵母菌つまりカビの一種だが、これは日本列島にしか存在していない。隣の朝鮮半島は、もう違う菌である。それだけ醸造は不思議な世界である。
 吟醸酒は何故値段が高いのか、とよく聞かれる。それは、大変厳しい条件の下で造られるからだ。例えば精米も40%以下まで削る。60%以上は、ヌカとして捨てられるのだ。また寒い冬場に仕込み、低温、長期と手間がかかる・・・・・・・・」

 次のスピーカーは、会員で北海道苫前町長の森利男さん。苫前は風力発電で有名な日本海に面した町、42基の風車発電機が海岸線に沿って並ぶ。出力合わせて5万2800kw日本一である。
 「夕張市が一昨日、再建団体になってしまった。353億3300万を18年で返済しなければならない。住民は最高の負担と最低のサービスを甘んじなければならない。
 これは決して他人事ではない。他の市町村も似たり寄ったりである。苫前も収入の半分は、地方交付税に頼っている。しかしこの額は年々減ってきている。6年前26億あったものが、現在は20億。財政を厳しく見直しながら頑張っている。
しかし一次産業は伸びている。私はいつも『足元を掘れ、そこに泉がある』と叱咤激励している。風力発電を核に様々な試みを展開して、泉を発掘したい。」

 三番目は、北海道新聞記者で会員の稲塚寛子さん、「今日の道新から」。
「札幌市内で最も暖かい区は?といえば北にある手稲区、そして最も寒いのが南の南区。なぞなぞの様だが、日本海側を流れる対馬暖流の影響。
北海道の桜開花予想は、4月29日。平年より2日、昨年より9日早い。」

 最後のスピーチは会員の淺川泰一さん。「大病で九死に一生を得たが、休養のためここ5年ハワイに出かけている。だいたい45日ぐらい、コンドミニアムを借りて住む。家具等全てついて、一日1万円弱。ここで生活していると、血圧もさがる。気候の所為だろうがストレスがないのが原因のようだ」と、リタイア後の健康管理のお話。

 料理は、「行者ニンニク」や「水蛸」「鰰寿司」「馬鈴薯」など北海道産物。 

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Tracked on March 28, 2007 at 11:12 PM

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