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February 08, 2008

854.世界遺産ナスカ展

TesutoTesuto_001 BC100~AC700年の間、ペルーの南海岸地帯で栄えた「ナスカ」文化は、数々の地上絵で有名だ。
 左は「ハチドリ」の地上絵、右が「サル」の絵である。このほか「コンドル」や「クモ」「小鳥」「トカゲ」「オウム」「シャチ」「キツネ」などが、雄大なインヘニオ台地に刻まれている。その大きさは100m~200mと巨大なもので、一筆書で描かれている。
 この地上絵は、誰が何のために、どんな方法で描いたのかは、まだ定説はなく謎のままだ。ある空想家は「宇宙人の手」によるものだと主張し、ある者は偶然の産物だという。

 国立科学博物館で先週から、「アンコール・ナスカ特別展」が開かれている。これは一昨年ここから始まり、全国9会場を巡回した展覧会をバージョンアップして再度開催したもの。
 朝日新聞のアスパラクラブのHPをクリックして応募したら、特別ご招待に当選した。一般入場者が帰った後の17時30分から、無料で見学出きる。寒い夜だったが、上野まで出かけた。

 最後はスペイン人の侵略によって滅んだが、中南米にはインカ帝国など先住民が築いた高度な文化圏がいくつもあった。
 アンデス文明のひとつといわれるアスカ文化は、その前史にあたるもので、現在も次々と遺跡や出土品が発掘されている。

Tesuto_002Tesuto_003 特にこの一帯が砂漠等乾燥地帯 だったため、土器や織物、ミイラなどの保存状態が良く、原型を留めたまま出土したものが多い。
 今回特別に展示されている子供のミイラは、不思議な瞳を残したままこの世に甦った。

 上の写真左は「ピーナッツ入りの容器を持つサル」の土器、右はミイラを覆っていたマントだが、その造形はユーモラスで色もまた鮮やかだ。

 ハチドリやクモ、サルなど、地上絵と全く同じ図柄が描かれた土器も多数展示されている。つまり地上絵は、ナスカ人たちが描いたものに間違いがないのだ。

 ミイラをCTスキャンするなど、現代の技術で謎の解明が進んでいるそうだ。DNAの解析で、人種的にも日本人とも共通するものが多いと解説されていた。そんな事を知ると、彼等の作った土器や織物に親近感が沸く。
 あのサルの置物、何処かのおもちゃ屋から持ってきたのではないかと錯覚するのだ。

 「世界遺産ナスカ特別展」、今月24日まで上野公園・国立科学博物館で。  

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