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February 25, 2008

867.ルーヴル美術館展

 新聞販売所の懸賞に応募したら、招待状が届いたので上野・都美術館に出かけた。「ルーヴル美術館展~フランス宮廷の美」、フランスの装飾美術が劇的に変化し発展した18世紀の美術工芸品138点の展示である。
 これまで「ルーブル」に関係する展覧会は、度々催されている。「モナ・リザ」など有名な絵画等とは異なって少々小粒だったが、結構興味深く見せてくれた。

022023  というのも、今回は2人の女性に焦点を絞って展示されていたからである。
 1人は左側の絵、ルイ15世の愛人ポンパドゥール侯爵夫人、もう1人は右のマリー・アントワネットだ。

 1740年代、王に招かれて王宮に居を移したポンパドゥール夫人は、その幅広い教養によって芸術を愛した女性として知られている。

024  彼女は、画家や工芸家たちのパトロンとなって、軽快で優美なロココ様式の流行に一役買った。上の肖像画を描いたフランソワ・ブーシェもその庇護を受けたひとりで、左の写真の「嗅ぎ煙草入れ」を作ったセーブル製作所も夫人が設立を支援している。

 一方ポンパドゥール夫人と入れ替わるようにパリ社交界に登場したのが、ルイ16世の王妃アントワネット。彼女は、過剰な装飾ともいわれたロココに代わって、直線的ですっきりした表現で知られる新古典主義の様式を好んだ。

025  展示品で目を引いたのは、食器や化粧道具など約90点を収納している「旅行用携帯品入れ」だった。金銀細工やガラス製品には、マリー・アントワネットの頭文字「M」と「A」を組み合わせた印がついている。
 ベルサイユ宮殿からパリのチュイルリー宮に出かけた時など、この「携帯品入れ」を必ず持ち運んだ。
 フランス革命に追われ亡命を企てたルイ16世一家が、国境手前で捕らえられた時彼女の手元にあった品である。
 マリー・アントワネットは、その翌年ギロチンにかけられる。

「ルーヴル美術館展」は、上野・東京都美術館で4月6日まで。入場料は1500円。(65歳以上の方は、毎月第3水曜日に出かけると無料で入場できることを、初めて知った。今回混雑を避けて、夕方出かけたがシニア招待日にぶつかり、大混雑だった。)

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