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February 26, 2008

868.エリザベス・ゴールデン・エイジ

329147view001 「イングランド国王の娘として生まれながらも『私生児』の烙印を押されたエリザベスが、類い稀な英知と持って生まれた強運によって女王の道を切り開いていく」
 10年前シェカール・カプールが監督した「エリザベス」は、大ヒットしアカデミー賞7部門にノミネイトされた。

 この作品はその続編とも言うべきもので、当時の宗教対立の凄まじさ、列強との駆け引き、そして「ヴァージン・クイーン」を守らざるを得なかった「生身の女」の孤独と愛を描く。
329147view003  さらにまた作品は、ドレスを脱ぎ捨てて甲冑を身に着けて、世界最強の国「スペイン」の無敵艦隊に立ち向かう騎士エリザベスを描き、イングランドの黄金時代を築いた真の女王を浮き彫りにする。

 エリザベスを演ずるのは、前作に続いてケイト・ブランシェット。この作品でもアカデミー賞主演女優賞にノミネイトされたが、昨日ハリウッドのコダック・シアターで開催された「第80回授賞式」では、惜しくもオスカーを逃した。
 側近の役も前作と同じ、「シャイアン」のオスカー男優でオーストラリア出身のジェフリー・ラッシュが務める。
329147view002  今回初登場は、女王の恋心をかきたてた海の男、後に彼女の寵臣となるサー・ウオルター・ローリー役のクライヴ・オーエン(「クローサー」)に侍女役のアビー・コーニッシュ(「キャンディ」)。
 またスコットランド女王メアリーのサマンサ・モートン(「マイノリティ・リポート」)の歴史上の重要な人物として登場する。

 監督はもちろんシェカール・カプールだが、脚本・撮影・衣裳などスタッフの多くは10年前と同じメンバーで、衣裳デザインのアレクサンドラ・バーンは昨日アカデミー賞に輝いた。
 カプール監督はインド出身。「女盗賊ブーラン」で世界中に物議を交わしたインド娯楽映画の名人で、この英国史劇も「宮廷陰謀スリラー」に恋と大海戦を組み合わせた豪華絢爛な娯楽映画に作り上げている。

 ロンドンのウエストミンスター大聖堂、ウインチェスター大聖堂などエリザベス女王が実際に過ごした歴史的な名所・建築物でロケするなど、作品にリアリティーを持たせているが、スペイン無敵艦隊との合戦シーンは、実物大の船を建造して撮影したと言う。

 この作品の舞台は16世紀後半のヨーロッパ。凄まじい宗教対立と殺戮、列強間の領土争いと権謀術数、ローマ教会の陰謀などその背景を知った上で映画を見ると、一段と面白い。
 俄か勉強だが、次号に少し解説を加える。 

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エリザベスは、2000着を超えるドレスと、 100ちかい鬘を所持していた“着道楽”と言われています。 映画でも、女王の広大な衣装部屋が再現されていて非常に興味深かったです。 女王を真似して、イングランドでも鬘が流行するようになったそうです。 『エリザベス』では、25歳の姫がロンドン塔に幽閉され、斬首寸前までいきながら、 紙一重の運命で女王となり、寵臣ロバート・ダドリー卿との恋に溺れたり、 度重なる暗殺の恐怖に慄き震えたり…一人の女性としての濃密な人間関係が 見事に展開されました。 当時、起用の決まっ... [Read More]

Tracked on February 26, 2008 at 04:44 PM

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