1057.東京道産酒の会
北海道で生まれた人、北海道で青春を送った人、北海道での勤務に情熱を燃やした人、北海道にエールを送る人たちの集まりが「東京道産酒の会」。月に1回、地元の酒と料理と会話を楽しんでいる。
197回の昨夜は、ヴァイオリン演奏を聴きながら、楽しい時間を過ごした。
健康のために!?毎回冒頭に「季節の歌」を全員で斉唱する。前回は、北海道に縁の深い「この道」だった。今回は、三木露風作詞・山田耕筰作曲の「赤とんぼ」。
実はこの歌も北海道に縁がある。露風が、生まれ故郷でもある兵庫県龍野市の情景を詞にした、と言われている。ところが書いたのは、函館のトラピスト修道院時代。目の前に飛んできた「赤とんぼ」を見て、故郷を思い出したのだろう。
昨夜のゲストスピーカーは、ヴァイオリニストの小笠原伸子さん。横浜バロック室内合奏団を創設し、現在コンサートマスター。「バッハの無伴奏」の演奏家として知られている。
ここ8年は、毎年イタリアに出かけて各地の音楽祭に出演している。
北海道赤平市生まれ、東京芸術大学院出身。
お話は演奏を交えて「音楽+ワイン+イタリア」。
「クラッシック音楽といえば、ドイツやオーストリアが本場と言われるが、私はなぜかイタリアが大好きだったので、イタリアに留学してS・アッカルドに師事した。そんな縁もあって、毎年夏にトスカーナ地方を中心に、イタリア演奏旅行に出かけている。
この旅は自らの充電と勉強の時間だが、日本人の作曲した音楽をイタリアに紹介する事も目的。
今年は、ムルロ音楽週間、ラディコンドリ音楽祭、ブルネロ・モンタルチーノ美術館での演奏会、コッレ・ディ・ヴァル・デルザ劇場、ピエンツア美術館と5回の演奏会を開いた。
ブルネロは、トスカーナワインの名産地。おみやげに貰ったワインは美味。」
「バロック音楽は17世紀から18席中頃までイタリア・ドイツを中心にヨーロッパに拡がった音楽様式。イタリアのモンテベルディ・コレルリ・ビバルディ、ドイツのシュッツ・バッハ・ヘンデルなどが有名。
バロックとはスペイン語で『歪な真珠』を意味する『バローコ』からきた言葉。音楽だけでなく建築や美術、文学などの同時代の芸術様式の名前でもある。その名の由来とおり、合理的な調和や安定を突き破った、感覚的な激しい表現が特徴。ジャズに似た刺激的な音楽である」
話を交えて演奏されたのは、ポピュラーなバロック音楽の2曲。クライスラー「美しきローズマリー」とヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲「四季」から「第3番ヘ長調・秋」。この曲は、収穫の秋ワインを飲みすぎて酔っ払った様子を描写した曲である。
このほかアトラクションとして、中山育美のピアノと小笠原伸子のヴァイオリンでモンティの「チャルダッシュ」、ピアソラ「イベルタンゴ」、アンコールはクライスラーの「愛の喜び」。
「献立」は、玉葱スライス、烏賊の塩辛、焼鱈子、鰊甘露煮、ほっけ一夜干し、松茸御飯に馬鈴薯汁。


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