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May 16, 2009

1247.デュプリシティ

002_640 「デュプリシティ」(duplicity)とは、不誠実、二重性、二枚舌と訳す。さてこの映画には、どれが相応しいか。
 邦題では「スパイは、スパイに嘘をつく」との副題がついているが、これは蛇足。

 初めて監督した「フィクサー」('07)で、アカデミー賞7部門にノミネイトされたトニー・ギルロイの2作目。もちろん脚本も彼だ。

333162_100x100_006  そして演ずるのは、アメリカ出身のオスカー女優ジュリア・ロバーツと、イギリス出身のベテラン男優クライヴ・オーエンのお二人。
333162_100x100_004  かたやアメリカCIAの元女スパイ、一方がイギリスMI6の元諜報員という役。
 産業スパイとなったその二人が騙し騙されながらも、「からだ」は忘れられないというお話が展開していく。

 この二人に絡むのが、イギリスのベテラン俳優トム・ウイルキンソン(「フィクサー」でアカデミー賞ノミネイト)と、アメリカのベテラン俳優ポール・ジャマッティ(「シンデレラマン」'05で同じくノミネイト)のお二人。日用品メーカーのCEOとしてお互い駆け引きする役である。

 トニー・ギルロイといえば、著名なピューリッツアー賞作家、脚本家・監督としても知られるフランク・D・ギルロイの息子。父親の血を継いだのか、若い頃から映画の脚本を書き、「ボーン・アイディンティー」など「ジェイソン・ボーン・シリーズ」で一躍有名になり、「フィクサー」からは、自ら監督を務めている。
 そして近日公開される「消されたヘッドライン」でも脚本を担当するなど、政治犯罪や情報機関の内幕を抉る作品を得意としている。

 今回の作品は、これまでの「クライム・サスペンス」というより「クライム・コメディー」「クライム・エンターテインメント」の部類に入る作品だ。

333162_100x100_001_2  ベテラン役者に真面目な顔でウソをつかせ、ちょっぴり事実を見せながら、さらなるウソで観客を翻弄する。
 二重三重の裏切りとダマシのテクニック。最後に笑った!のは誰でしょう、というコメディーなのだ。

 ジュリア様御歳42歳、クライブ君45歳。二人の若々しい肉体とお色気が羨ましくなる映画である。 

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