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May 21, 2009

1252.THE CODE(暗号)

332139_100x100_008 「舞台は上海。暗号解読の天才=探偵507に舞い込んできた依頼には、哀しき戦いが待ち受けていた・・・・。尾上菊之助、初挑戦となるアクション・エンタテインメント。」
 昨年秋の東京国際映画祭の「日本映画・ある視点」部門で、オープニングに上映された作品である。

 もともとはインターネットに4年前から流されているショートシネマ「探偵事務所5」で、劇場版は多分これが3作目かも知れない。宍戸錠や佐野史郎、宮迫博之、成宮寛貴など御馴染みの顔ぶれが、今回も探偵として登場する。

 企画・製作したのは林海象。「夢見るように眠りたい」('86)でデビュー以来、「罠]('96)「キャッツ・アイ]('97)など探偵映画を作り続けている監督だ。
 自らのプロダクションを「映像探偵社」と名付けているように、その想い入れたっぷりの映像が今回も楽しめる。
 もちろん原作・脚本・監督は林海象。独特のスタイリッシュさと異国情緒あふれる「昭和ワールド」である。

 お話は単純なので省くが、幾つかの見せ場がある。

332139_100x100_002332139_100x100_010   映画5作目の尾上菊之助が、いつもの和服姿とは違ってブラック・スーツに黒ぶちメガネで、不器用なラブシーンを演ずる。そのお相手は、稲盛いずみ(大河「篤姫」)が扮する上海の歌姫。

332139_100x100_013  探偵社会長の「エースの錠」と、中野学校出身の元諜報員役・松方弘樹とのガン・バトル。76歳の日活アクションスターと67歳の東映アクションスターとの対決は、少々痛々しいが往年のファンにとっては見どころ。

 川崎市が全面協力して撮影した爆弾テロ事件には、救急隊員だけでなく本物の川崎市長までその役で出演する。

332139_100x100_017  そして極め付きは、お話のベースになる「CODE(暗号)」が全て本物なのだ。「転置式暗号」「音階暗号」「書籍暗号」「RSA暗号」、それに第二次大戦でドイツが使った「エニグマ」や「サイファーディス」など本物の暗号機も登場、稲盛いずみの背中に彫られた「暗号」も専門家の監修付きなのだ。
 まさに「探偵オタク」林海象の、面目躍如たるものがあるのだ。

332139_100x100_001  上海マフィアやスナイパーなどとの派手な殺し合いのなかで、尾上だけでなく宍戸や探偵たちだけは、弾が急所を逸れるというご都合主義も、連載物だから仕方があるまい。
 インターネットを見てない人には、少々判りにくい部分もあるが、それなりに楽しめる。

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