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July 03, 2009

1289.世界報道写真展

116_640  毎年開催される「世界報道写真展」。今年は東京都写真美術館で8月9日まで展示されている。
 この展覧会は、オランダに本部がある世界報道写真財団が行うプロのカメラマンを対象にした「世界報道写真コンテスト」の入賞作品展。
 52回目を迎える今年のコンテストには、124ヵ国から5508人、9万6268点もの応募があった。この数は過去最高だそうだ。
 東京展には、パネル60組およそ200点の入賞作品が並んでいた。

 左ポスターの写真は大賞を受賞したアメリカのアンソニー・スアウの作品。タイム誌に掲載されたものだが、アメリカの経済危機を象徴した写真で、立ち退きを命じられた住人が退去したかどうかチェックする警官の姿が写る。恐る恐る銃を構えている姿、アメリカの現実だ。

120119121  左の写真は「ニュースの中の人びと」の部・組写真1位カリー・シェル(アメリカ)のアメリカ大統領選の一コマ。タイム誌に掲載されたもので、疲れたオバマ夫人がバクラに寄りかかっている微笑ましいスナップ。

 真ん中は同じ部で単写真1位、日本の千葉康由(AFP通信)のショット。弓矢で闘うケニアの部族間抗争、接近戦はないが死者も多数出たと、コメントにあった。

 上左は、「スポットニュース」の部3位、ヴォイチェフ・グルゼンスキー(ポーランド)のグルジア紛争の写真。今回「戦場写真」の入賞作品は、このグルジア関係とパレスチナ関連で、イラクやアフガニスタンはなかった。
 ほかは、四川大地震、北京オリンピックが 多かった。

 プロの報道カメラマンの写真の中から、さらに選りすぐったものだけに、視点がはっきり定まった写真が並んで見応えがある。

122_640123 なお同じ写真美術館の2階展示室では、朝日新聞社に在籍していた景山光洋、吉岡専造ら戦前・戦後のスタッフカメラマンの撮った写真展、「プレスカメラマンストーリー」が開かれている。

 こちらの方はこの日曜日・5日までだが、新聞やグラフ誌、週刊誌で過去に見た写真が並んでいた。
 なかでも、ベトナム従軍カメラマン秋元啓一が撮った「銃殺ーある高校生の死」、ベトコンと疑われたベトナムの高校生の公開処刑の組写真は、当時もそうだったが何回見てもショックを覚える。

 地下1階展示室・「世界報道写真展」 観覧料 700円。
 2階展示室「プレスカメラマンストーリー」 500円。

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