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July 09, 2009

1294.それでも恋するバルセロナ

331826_100x100_002_4  俳優、コメディアン、監督、脚本家、戯曲家、作家、クラリネット奏者・・・ウディ・アレン74歳。まだまだ、少しも枯れてはいない。

 生き方違う2人のヤンキー娘とバルセロナのセクシーな男性、そしてエキセントリックな元妻、その四角関係を情熱的かつコミカルに描いたのが、この映画である。

 またガウディの建築から路地裏まで、余す所なくバルセロナを見せる「観光映画」でもある。

331826_100x100_002_2331826view009 その4人、人生に迷っているヤンキー娘スカーレット・ヨハンソンは、「マッチ・ポント」「タロット・カード殺人事件」に告ぐ3本目のアレン作品。すっかり彼のミューズになった。

 慎ましく現実的なもう一人は、レベッカ・ホール。「フロスト×ニクソン」('09)にも顔を出したが、もともとイギリスの舞台女優である。
 スペインのあまりにも情熱的な女は、ペネロペ・クルス。アカデミー賞にもノミネイトされたスペイン映画「ボルベール」('06)を見たアレンが、スカウトした。この作品で今年のアカデミー賞助演女優賞を受賞した。

331826_100x100_003 そしてこの3人にモテモテの色男が、ハビエル・バルディム。彼もまた「ノーカントリー」('07)でアカデミー賞助演男優賞を受賞したスペインの俳優である。あお怖いオカッパ頭の殺人鬼から、色気ムンムンのセクシーな男に変身した。

 「愛は満たされるとロマンスを失う」と、ウディ・アレンは皮肉タップリに恋を描く。
 「取り憑かれたような熱狂的愛」(レベッカ+ハビエル)、「夢中で芸術的な愛」(ベネロペ+スカーレット+ハビエル)、「無限で不可能な愛」(ベネロペ+ハビエル)の四角関係を、アレンは全て真っ当な「愛」だというのだ。
 だから映画の中の全ての恋は、ハッピーエンドにはならない。

 四角関係の鍵を握るレベッカの伯母夫婦、パトリシア・クラークソンとケヴィン・ダンもアンハッピーだし、結婚したレベッカとクリス・メッシーナもなんとなくアンハッピーなのだ。

 バルセロナ、友人が仕事で滞在中に一度は訪ねようと思っていたが、なぜか実現しなかった。幸いに今回、ウディ・アレンのガイドでちょっぴり楽しめた。

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» 「それでも恋するバルセロナ」(VICKY CRISTINA BARCELONA) [シネマ・ワンダーランド]
米国映画界の才人、ウディ・アレン監督が2008年にメガホンを執ったラブ・ロマンス・ムービー「それでも恋するバルセロナ」(原題=バルセロナのヴィッキー、クリスティーナ、米・西、96分、W.アレン脚本)。本作は、アレン映画として初めてスペイン・バルセロナを舞台とし、同所をバカンスで訪れた2人のヘ米国人女性と地元のセクシーな男性画家、さらにはその元妻、4人が織り成す恋模様を描いている。複雑に絡み合うラブ・ロマンスはアレン映画のテーマの中核をなすものであるが、本作ではそのもの足りなさが否めない。な...... [Read More]

Tracked on July 10, 2009 at 12:30 AM

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