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May 04, 2010

1545.のだめカンタービレ

019_640 「のだめカンタービレ・最終楽章後編」、漫画家二ノ宮知子が講談社の「KCKiss」に連載を開始したコミックが、10年目今年ようやく最終章となった。

 コミックだけでも延べ3300万部売れたというから、「のだめファン」は300万を超えるだろう。昨年暮れに公開された映画「前編」の観客動員数も、300万と報告されている。

61qpylvmicl__sl160_  コミック→アニメ→連続テレビ→スペシャルドラマ→劇場版と、セオリー通りのメディア展開を遂げた作品である。

 フジテレビ(テレビ)・講談社(出版)・アミューズ(音楽)・東宝(映画)がいつものようにタッグを組み、あらゆるパブリシティを展開する。
 そしてこのゴールデンウイークには、毎朝フジ「めざましテレビ」で露出する。
 先月17日の初日には、日劇は毎回全席完売して11.465人という新記録を打ち立てた。

61tspx95kl__sl160__2  ストーリーは単純である。ピアノの天才、天然ボケののだめ=野田恵(上野樹里)と若手イケメン指揮者千秋先輩(玉木宏)との恋物語、その最終楽章が奏でられるというお話である。
 だから次々とクラシック音楽が登場する。それがコミック以来の魅力でもあった。

334577_100x100_004_2 例えば、上野(のだめ)の友人バイオリニスト・水川あさみがコンクールで弾いた曲がブラームスの「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」。
 上野の恋敵?山田優が玉木とのコンチェルトで弾いたのがラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調大楽章」。
 上野が竹中直人指揮のもと、プラハのスメタナホールで弾いたのが、ショパンの「ピアノ協奏曲第1番ホ短調」。
 上野と玉木が心を通わすクライマックスは、モーツアルトの「2台のピアノのためのソナタ」と名曲が流れた。

334577_100x100_003 もちろん演奏そのものは吹き替えである。ピアノは全て中国人のピアニスト、ラン・ラン。
 あの北京オリンピック開会式でピアノ演奏した、中国が誇る著名ピアニストである。
 とくに「2台のピアノのための」は、ラン・ランがひとりで2人分を弾くという離れ業を見せた。

334577_100x100_005  しかし上野もなかなか上手い。本物のピアノ演奏に合わせて何回もリハーサルしたのだろうが、なかなかのものだった。さらに玉木も、竹中の指揮振りも堂に入っていた。

334577_100x100_008334577_100x100_006  ドラマでも2人を取り巻く仲間達として登場した、 瑛太、小出恵介、ウエンツ瑛氏士、ベッキー、なだぎ武、福士誠治など、全員をパリに集めての大ロケーション。
 製作費は掛っただろうが、これが見せ所だからしっかりと撮っていた。

 フランスのエキストラの子供達も、日本語に吹き替えてあるのが面白い。
 のだめと同じフラットに住む女性作曲家はフランスの女優が演じたが、これを蒼井優が吹き替えた。

 舞台はパリやプラハだけど、登場人物の全てが日本語のセリフをしゃべる、というのはフジテレビの洒落か。
 監督は、ドラマで演出とFDを担当した武内英樹と後輩の川村泰祐。 

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