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May 12, 2010

1551.ボストン美術館展

002_640 ポスターの絵はゴッホの描いた「オーヴェールの家々」、1890年の作品である。
 彼はこの年に亡くなっているが、「この作品からは死の予感を前に、なお燃えさかる創作への情熱が伝わる」との解説。

 連休を避けウイークデーの午前中に、六本木・森アーツセンターギャラリー を訪ねた。それでも札止め寸前の混雑だった。

 「ボストン美術館展」、日本人が好きなエル・グレコ、レンブラント、ミレー、ドガ、セザンヌ、モネ、ルノワール、ピカソ、そしてゴッホなど西洋絵画の巨匠達47人の名画、80点が並ぶ。

003_640  今回の展覧会の特徴は、時代や流派、地域で分類せず、「風景」「日常生活」「宗教」「肖像」などテーマ別に展示されている事だ。

 例えば、天才肖像画家レンブラントの貴重な1対作品、「ヨハネス・エリソン師とその妻」(左)は、ドガやピカソの肖像画と並ぶ。
 その事で、時代や国境を超えた巨匠同士のつながりや、作品の共通点・相違点を知ることが出来る。

006_640_4    私の好きな印象派の画家たちの絵が、多く並んでいたのもうれしい。

左はミレーの「馬鈴薯植え」。ミレーの作品を多く所蔵している山梨美術館でも、同じ構図の農民の働く姿を描いた絵を見た。

004_640_3  右の作品はルノワールの「ガーンジー島の海岸の子供たち」。人々の何気ない日々の生活を描いた作品は、「日常生活」と題して並べられていた。

010_640  ボストン美術館は、世界有数のモネ・コレクションで知られている。
 今回は「積みわら」「ルーアン大聖堂」「自宅の庭のカミューユ・モネと子ども」「睡蓮」など、11点が一挙に公開されている。
 そのうち風景画10点は、ひとつの部屋にまとめて展示されていた。

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 その中のひとつの絵(左)、何処かで見た風景である。
 1888年に描いた「アンティーブの古城」、フランス西海岸に住んでいたモネにとっては珍しい「地中海」の作品である。

 帰宅して探し出したのは、私が撮った「アンティーブの古城」の写真(右)。11年前、カンヌの国際映像祭に参加した時、合い間をぬって1人で出かけた時の写真である。
 私の写真は近景だが、塔や城壁は全く変わってはいない。110年前に、モネもここを歩いていたのだ。

 ボストン美術館展は6月20日(日)まで、六本木ヒルズ・森タワー52階のギャラリーで。
 入館料は一般1500円。     

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