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September 04, 2010

1635.Colorful・カラフル

021_640 昨日に続いて「カタカナ」のタイトル、こちらはアニメーション映画である。
 直木賞作家・森絵都のベストセラー小説を、原恵一が映画化した。

 原監督といえば、1992年以来「クレヨンしんちゃん」シリーズの演出・絵コンテを手がけてきた人。
 アニメ映画「河童のクゥと夏休み」('07)では、日本アカデミー賞作品賞を受賞するなど日本を代表するアニメーション制作者である。

Book3  原作の「カラフル」(文春文庫)は、10年前に産経児童出版文化賞を受賞した作品。

 陰湿ないじめ、集団暴力、家庭の崩壊、引きこもり、援助交際、自殺と、今も中学生や高校生と無縁でではない状況をテーマに、それでも生きていく事をポジティブに伝えていくストーリー展開となっている。

 そして社会を拒否したこどもが、もう一度自分を取り戻す姿を描く事で、「ひとりひとりに、違ったカラフルな生き方があるのだ」とのメッセージを送る。

335873_100x100_002  お話の舞台は、世田谷の二子玉川から等々力。昔この一帯を走っていた「玉電」が、キーとなる。
 
335873_100x100_004_2  死んだはずの「ボク」が、天使から再チャレンジのチャンスをもらって地上に戻る・・・、自殺した少年の体を借りて。

 その一家、父親は偽善家、母親は不倫、エリートの兄からはシカト、憧れのクラスメートは援助交際中、変な子がまとわりつく。
 しかしクラスに友達はいない。
 さて「ボク」は、どうしたら良いのだろうか。

 声の出演、ボク(冨澤風斗)、変な子(宮崎あおい)、憧れの子(南明奈)、母親(麻生久美子)、父親(高橋克実)、天使(まいける)。

 玉電・砧線を走る電車の白黒写真、一瞬にしてカラフルな映像となって動き出す。アニメーションならではの、表現である。
 この映像の中に「ボク」の変貌がある。 

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