« 1643.オカンの嫁入り | Main | 1645.セラフィーヌの庭 »

September 15, 2010

1644.敬老の日

 昔は今日が「敬老の日」だった。ところが祝日法が改正されて、毎年日にちが変わり忘れてしまう。

  私の住む中央区は、9月1日現在の人口は11万6188人。そのうち70歳以上は、1万3630人と12%を占める。この数は今話題となっている戸籍上のそれではなく、住民基本台帳に登録されている実在住民である。
 111歳が最高、100歳以上も44人が健在だそうだ。

004_640005_640_2   この1万数千人全員に声をかけて、中央区は毎年「敬老大会」を開いている。
  今年は私にも案内状が届いたので、会場の明治座に足を運んだ。

 43年前から始まったこの催しは、年々参加者が増え今年は7600人を超えたという。一堂に集まるのは当然無理、そこで大会は6回に分れて開催される。

 「敬老大会」といっても実態は「観劇会」。区長や高齢者クラブ代表の挨拶の後は、明治座9月公演の「女は遊べ物語」が始まる。

009_640 面白い芝居だった。
 原作は司馬遼太郎の「一夜官女」(中公文庫)、彼にしては珍しい喜劇である。

 お話は戦国の世。浪費家で遊び好きの女房の借金返済のため、戦場で必死に働く信長の家臣。
 その大奮闘の結果が出世に繋がった、というお目出度いお話。

 心優しい戦国武将を中村梅雀が、したたかだが可愛い女房を菊川怜が演じる。

 小谷城攻め、三好攻め、本能寺の変と、司馬遼得意の時代。「銃後!」を守る女たちの逞しさである。

 梅雀の母親を音無美紀子、先代からの爺やがなべおさみ、遊び仲間だった秀吉を石倉三郎、信長は青山良彦。
 休憩を挟んで、たっぷり3時間半の大舞台だった。

014_640_2  場内、普段なら1万2.000円もするA席は80代・90代の高齢者が中心。われわれ「若者」は5000円の3階席だったが、送られてきた指定席券は最前列だったので楽しく観覧できた。

016_640   第1幕終了後には、区が用意したお弁当とお茶も配られるという大サービス。初体験の「中央区敬老大会」は、こうして無事終了した。

017_640_2  幕間、孫達へのお土産買いで売店は大賑わい。こちらも、人形町名物をちょっと求めて帰宅する。

 中央区には、改装中の歌舞伎座を始め新橋演舞場に明治座と、名だたる大劇場が多い。
 敬老大会は、こうした劇場を順繰りに廻って開催されるそうだ。

|

« 1643.オカンの嫁入り | Main | 1645.セラフィーヌの庭 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93334/49396107

Listed below are links to weblogs that reference 1644.敬老の日:

« 1643.オカンの嫁入り | Main | 1645.セラフィーヌの庭 »