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January 30, 2011

1751.江戸・佐伯泰英の世界(2)

4758434875  「鎌倉河岸捕物控シリーズ」(17巻・ハルキ文庫)

 吉宗の直系は途絶えるが、田沼意次が失脚して一橋家から将軍に家斉を迎えた頃(1790年代)。
 江戸一番の御用聞き、金座裏9代目親分宗五郎の跡継ぎとなった政次が主人公。
007_640  呉服屋の手代から十手持ちとなったイナセな男。佐伯作品には珍しい町人を主人公に、江戸の街裏で起こる様々な事件を裁く。(写真は金座跡、この手前が宗五郎の家)

 「石川島に人足寄場」「火盗改め鬼平」「寛政異学の禁」「銭湯での男女混浴禁止」「昌平坂学問所開校」、吉宗の孫・陸奥白河藩主松平定信による寛政の改革の時代。

433474852x   「吉原裏同心シリーズ」(13巻・光文社文庫)

 時代は前作と同じ頃。
 幼馴染だった人妻と手と手を取り合って逐電した元岡藩藩士・神守幹次郎が主人公。眼志流居合いの秘剣と薩摩示現流の遣い手。
 江戸に出て吉原会所の7代目四郎兵衛と知り合い、その腕を買われて裏同心となる。
 敵役は、鎖鎌の遣い手の女武芸者など、老中松平定信に追われた田沼意次の残党。

 「吉原炎上」「天明の大飢饉」「大坂天満打ち壊し」、格差社会が広がった時代。

4344415310_2    「酔いどれ小籐次留書」(14巻・幻冬舎文庫)

 50年と最も長い将軍職に付いた家斉の後半期(1800年代前半)。
 主君の無念を晴らすため、密かに脱藩した厩番・赤目小籐次が主人公。
 砥師に身を窶しているが「来島水軍流」の遣い手。佐伯作品には珍しい風采の上がらない中年男が主人公になった。
 敵役は、佐賀鍋島藩(支藩)剣術指南など葉隠れ武士や赤穂藩・丸亀藩・臼杵藩などの過激派、そして雇われた円明流の遣い手などなど。

 「フエートン号事件」「ロシア艦長ゴローニンを捕縛」「高田屋嘉兵衛ロシア船に捕まる」「イギリス船浦賀に来航」「異国船打払令「シーボルト事件」、幕政の綱紀が緩み江戸町人文化が開花した文化文政時代。

  「夏目影二郎始末旅」(14巻・光文社文庫)

009_640  40歳にしてようやく家慶が将軍職を継いだが、父・家斉が大御所としてまだ君臨していた頃(1830年代)。
 勘定奉行の息子だが妾腹のため、素浪人として母親の実家に居候している夏目影二郎が主人公。鏡心明智流の遣い手で、遠山金四郎や国定忠治、7代目市川団十郎などとの交遊が深い。
 敵役は、老中水野忠邦と配下の北町奉行・鳥居耀蔵。(写真は北町奉行所跡)

 「諸国大飢饉」「大塩平八郎の乱」「モリソン号事件」「株仲間解散令」「在府農民帰村令」、老中水野忠邦が「天保の改革」を推進したが失敗した時代。

4062767864   「交代寄合伊奈衆異聞シリーズ」(13巻・講談社文庫)

 ドラマ「篤姫」で有名な、13代将軍家定の頃(1850年代)。
 伊奈谷を領する直参旗本の青年、座光寺藤之助が主人公。勝海舟らの長崎海軍伝習所で剣術教授方を務める信濃一伝流の名手。
 老中堀田正睦の命を受け、アメリカ総領事の江戸登城を裏警護する。
 敵役は、黒蛇頭老陳、元吉原花魁、攘夷党の面々、佐賀藩千人番所御番衆など。

 「ロシア船下田に来航」「ペリー浦賀に来航」「日米和親条約調印」「日英・日仏・日露・日蘭和親条約調印」「下田条約調印」「朝廷条約調印に勅許与えず」「安政の大獄」、老中首座・堀田正睦から大老・井伊直弼へと続く幕末開国の時代。

 先週はこの「交代寄合伊奈衆」を4巻読んだが、今月創刊された瓦版「佐伯通信」によれば、文庫書き下ろしは150冊を超えたそうだ。

 そして来週には、新シリーズ「新・古着屋総兵衛」が始まり、2月中に「小籐次」の15巻目、3月は「吉原裏同心」14巻目と月1冊のペースえ刊行。
 私より若干若いものの同年代の作者のエネルギーに、ただただ脱帽している。

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January 28, 2011

1750.江戸・佐伯泰英の世界

4575664782  先日刊行された「居眠り磐音~江戸双紙」第35巻目は、「姥捨ノ郷」。3年前にNHK木曜時代劇で放送されて人気を集めた、佐伯泰英の代表作の最新刊である。

N_613pcbe73476rps  映画館に出かける機会が減ったので、正月明けはもっぱら読書で過ごしたが、読んだのがこの「江戸双紙スリーズ」の29巻~33巻だった。
 直心影流の遣い手・佐々木(旧姓坂崎)磐音と、老中・田沼意次一派との死闘を綴った時代小説。
 磐音は、遂に江戸を追われて愛妻・おこんと西国に逃れる。

 「ユダの季節」「テロルの季節」など、ヨーロッパを舞台にした国際謀略小説を書いていた佐伯泰英が、時代小説作家となったのは12年前。
 以来次々と作品を刊行して、時代小説の旗手として高い評価を得ている。

 彼の時代小説を初めて読んだのは、数年前に連れ合いが骨折して聖路加国際病院に入院していた時である。
 入院患者の無聊を慰めるためか、ナースステーションに「江戸双紙」を始め佐伯の作品が20数冊並んでいた。

Photo  10シリーズを超える彼の作品を、脈絡無く読んでいたある日ハッと気づいた。それはそれぞれの作品の展開が、江戸時代の通史となっている事だった。
 以来、歴史を振り返りながら「切絵図」を片手に、小説の舞台となった「江戸」を歩いている。

 物語は、徳川家康の江戸入府(1590年)のおよそ100年後から始まる。

51v23s3qe3l__ss500_古着屋総兵衛影始末シリーズ」(11巻・徳間文庫)

 時は元禄の頃(1700年前後)。家康から「影旗本」を命じられた、総兵衛の6代目が主人公。古着屋を装いながら、江戸の闇と闘う祖伝夢想流の遣い手で、家康拝授の「三池典太」が愛刀。
 敵役は将軍綱吉の側用人・柳沢吉保親子と甲賀流頭領一派。

 「生類憐の令」「長崎に唐人屋敷設立」「別子銅山開坑」「赤穂浪士事件」「謡曲・狂歌禁止令」「御蔭参り大流行」「富士山大噴火(宝永)」、米価高騰などインフレの時代。

4396336322_4     「密命シリーズ」(24巻・祥伝文庫)

 綱吉没して6代家宣・7代家継の頃(1710年代)。藩主の密命を受けて脱藩した相良藩の元藩士、金杉惣三郎親子が主人公。こちらも直心影流の名手。
 敵役は尾張徳川家。

 「新井白石登用」「絵島・生島事件」「金銀貨改鋳」「武家諸法度改訂」、いわゆる朱子学と政治が一体となった「正徳の冶」の時代。

   「長崎絵師通吏辰次郎シリーズ」(3巻・ハルキ文庫)

110108_005_640  紀州から入った8代将軍吉宗の頃(1720年前後)。密出国してマカオで西洋画を学んだ、長崎会所の御用絵師・通吏辰次郎が主人公。お馴染み直心影流の遣い手。
 敵役は、長崎奉行や目付。唐人屋敷に潜む黄巾党の面々。

 「享保の改革」「大岡越前守、南町奉行に」「廻船改番所、浦和に」「目安箱、評定所門前に設置」、武芸・学問・殖産振興など幕政改革を行った幕府中興の英主の時代。

007_640014_640_4  「居眠り磐音~江戸双紙」(35巻・双葉文庫)

 吉宗の孫に当たる10代将軍家冶の頃(1770年代)。豊後関前藩のお家騒動に巻き込まれ江戸に流れての長屋住い、居眠り剣法・直心影流の達人坂崎磐音が主人公。
 後に尚武館佐々木道場の後継者に。
 作品後半の敵役は、老中田沼意次・意知親子とその一派。
      (写真上は、磐音の住んだ金兵衛長屋近くの小名木川と尚武館があったとされる神保小路)

 「綿屋仲間株、菱垣廻船株公認」「ロシア船蝦夷地に来航」「大坂打毀し盛ん」「百姓一揆」「天明の大飢饉」、商業資本と結託、貨幣経済重視と賄賂の田沼時代。

                       (続く) 

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January 26, 2011

1749.ヤコブへの手紙

009_640  1970年代のフィンランドの田舎、頑なに心を閉ざす元無期懲役囚の中年女性と、信者たちからの手紙を待ち受ける盲目の老牧師、そして悩める人々の手紙を届ける郵便配達夫、その3人の交流を淡々と描いた作品。

010_640  物語の終盤に明らかになる元囚人と牧師との「繋がり」に、心が洗われる。

 暖かく、やさしく描かれた北欧映画らしいシンプルな作品。最近の映画には珍しい75分という小品である。

 監督したクラウス・ハロは、子供や若者の世界を捉えた作品やドキュメンタリー映画で知られ、大人の世界を描いたのは今回が初めてという。
 しかしこの作品は、アカデミー賞のフィンランド代表に選ばれたほか、カイロなど各地の国際映画祭でグランプリを受賞している。

338019_01_04_03_2338019_01_03_03    また出演者も初めて知る人たちだが、それぞれフィンランドを代表する役者。

 主人公の元囚人を演じ存在感があったカーリナ・ハザードは、ジャーナリスト・作家・教師・脚本家としても著名な女性だそうだ。
 そしてヤコブ牧師のヘイッキ・ノウシアイネン、郵便配達夫のユッカ・ケイノネンと、地元では知らぬ人はいないという俳優たちである。

 「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを、休ませてあげます。」(マタイの福音書)
 これが作品の主題である。

 バックに流れるプラーガの「天使のセレナーデ」、ショパンの「夜想曲」、ベートーベンの「メヌエット」が、その主題を讃える。

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January 24, 2011

1748.全国俳句大会

018_640  大阪に住む大学時代の友人と、久闊を叙した。リタイア後は、ボランティア活動と俳句を楽しんでいるシニアである。
 昨日NHKホールで開催された「全国俳句大会」に、招待されての上京だった。
 
 彼が本格的に俳句を詠み始めて6年になる。ここ数年は新聞への投句も、度々入選するようになった。
 今回の俳句大会では、2句が秀作に選ばれた。

 NHK学園が主催する「全国俳句大会」は今年で29回目、通信講座で学ぶ人たちを中心に選者と作者が場をともにする大会は、毎年3000人を超える人たちが参加する、と昨夜のテレビは伝えていた。

 今年大会に投句された作品は、45,633句。海外からもふくめ17,738人が応募した。
 その中から一次選考会で9,399句が選ばれて、入選作品となる。
 この入選作品のなかから20名の選者が、特選3句、秀作25句、佳作句50~60句を選ぶ。

 選者は、有馬朗人、稲畑汀子、金子兜太、西村和子、深見けん二さんら当代一の俳人たち。
 さらに60句の特選句のなかから、選者全員によって大賞7句が選ばれる。

020_640  今年の大会大賞トップはブラジルからの投句、新津稚鴎さんの作品だった。

    アマゾンを 溯りくる 白雨かな

 わが友人・田村昶三君の作品は、二人の選者がそれぞれ秀作に選んだ次の2句。

060_640_2     小さな手 大きな祈り 原爆忌

    父と子の ふるさと訛り 木の実独楽

 大阪に日帰りする友人と、東京駅地下の居酒屋で盃を交わしながら、俳句談義のひと時を過ごした。

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January 22, 2011

1747.ソーシャル・ネットワーク

008_640  「アラブ初の民衆革命」は、「フェイスブック」が成功させた。秘密警察国家チュニジアで、民衆が信じた情報はソーシャル・ネットワークから流れてきたと、外電は伝える。

 米国発の世界最大の交流サイト「フェイスブック」は、そのユーザー数は全世界6億人に達するという。
 昨年の売上げは20億ドル、「史上最年少の億万長者」と言われる創立者マーク・ザッカーは、昨年「タイム」の「今年の人」に選ばれた。

337475_100x100_002  そのマーク・ザッカーと「フェイスブック」を描いた作品が、今年のゴールデングローブ賞の作品賞・監督賞など4部門を受賞した「ソーシャル・ネットワーク」である。

337475_100x100_014  「ハーバードの天才大学生が立ち上げた<フェイスブック>。数年で世界最大のSNSに成長するまでの、友人の裏切り、葛藤、壮絶な青春ドラマを鬼才デヴィッド・フインチャーが描く。」(TIFFのパンフ)

 昨年の東京国際映画祭では、オープニングに特別招待されたこの作品が上映された。
 その折は、SNSの知識に疎かったせいか、「仕組み」やIT用語が気になって作品そのものを堪能する余裕がなかった。
 今回改めて一般公開に足を運び、その作品が意図した現代社会批評に気付かされた。

 映画は、ベン・メズリックのノンフィクション・ベストセラーをもとに、TV「ザ・ホワイトハウス」の脚本でも知られるアーロン・ソーキンが、関係者を改めて取材しフィクションに仕立てた。

 ビル・ゲイツやナップスターを創設したショーン・パーカー、そして主人公が本名で登場するので、フィクションとノンフィクションの境目が判らないが、現代のドットコム・バブルとそれに踊る人々の軽薄な姿は見事に描かれる。

337475_100x100_007_2   監督は、アカデミー賞にノミネイトされた「ベンジャミン・バトン数奇な人生」('08)などで知られるデヴィッド・フインチャー。製作総指揮を「アメリカン・ビューティー」('99)のオスカー俳優ケヴィン・スペイシーが執る。

337475_100x100_001_3  主人公のマーク・ザッカバークをジェシー・アイゼンバーグ(「イカとクジラ」'05)、喧嘩別れした共同創設者をアンドリュー・ガーフィールド(「ブーリン家の姉妹」'08)。
 ショーン・パーカーハをグラミー賞受賞者のジャスティン・テインバーク、マークを振ったガールフレンドがルーニー・マーラー(「エルム街の悪夢」'10)と、若手俳優が顔を並べた。

 アメリカ・アイビーリーグのトップ、ハーバード大学。世界の知性が集まるというその大学の、エリート教育の薄っぺらさも垣間みせる、面白い作品に出来上がっていた。

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January 20, 2011

1746.歴代沈壽官展

004_640  昨日から日本橋三越で、「歴代沈壽官展」が開催されている。
 これは、昨年秋パリ・三越エトワールで開催され好評を博した展覧会の帰国記念として開かれたもので、この後福岡・名古屋と続く。

 沈壽官は、桃山時代から現代まで15代に亘って薩摩焼を焼き続けてきた陶芸家。
005_2  今回は17世紀初頭の初代の作品(右「白薩摩茶碗 伝火計手」)から、15代の新作10点を含む100点が並べられている。

 薩摩焼は、16世紀末の豊臣秀吉の文禄・慶長の役で朝鮮から連れて来られた陶工たちがルーツ。沈壽官窯の初代・当吉もそのひとりで、陶業は薩摩藩の奨励のもと鹿児島の重要な産業として発展してきた。

017  薩摩焼を国際的に知らしめたのが、幕末から明治にかけて活躍した12代沈壽官(1835~1906)。ウイーンやシカゴ、パリなどの万国博覧会に大作を出品して高い評価を得ている。
 左の写真「金襴手花卉文花瓶一対」は、シカゴ万国博覧会に出品された作品で、現在は東京国立博物階が所蔵している。

010  また12代は、薩摩焼を象徴する技法のひとつ「透彫」を生み出した人で、晩年に受賞した緑綬褒章の記には「透彫、浮彫の妙技を発明し大いに薩摩陶芸の名声を中外に発揚した」と書かれている。

 展覧会のポスターにもなっている上掲の「錦手四君子図蓋透彫角型香炉」は、12代の19世紀末頃の作品。
 左はその技法を受け継ぐ15代が、昨年制作した「薩摩六角伏香爐」でいずれも会場に展示されている。

011  左の「薩摩盛金七宝繋地雪輪文大花瓶」は日韓交流に努める14代沈壽官が、韓国・大田万博に出品した作品。

 14代とは旧知の仲、私の先祖の1人が陶芸家として12代との交遊があった縁だが、30数年前には「薩摩焼と沈家のルーツ」を訪ねるテレビの取材で、韓国を一緒に駆け回った。

014016 右の写真はその時のもので、沈家の本貫・慶尚北道青松での墓参と、初代が島津軍に捕らえられた全羅北道南原を歩く14代である。

 昨日の会場で久し振りに14代と懇談したが、「初代から400年、歴代展を東京で開催でき語る言葉も無い。12代の夢がようやく適った。」と祖父への想いを述べていた。

 「歴代沈壽官展」は、31日まで日本橋三越で。入場料900円

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January 18, 2011

1745.髪結いの亭主

005_640  20年前に公開された名作の「デジタル・リマスター版」である。パステル・カラーの映像は、時代の流れを感じさせない。
 既にDVDでも発売されていたが、大画面でみて堪能できた。

 フランスでは、こんな映画が結構作られる。エロチックでユーモラス、悲劇なのだがなんとなくうら寂しい。そして、ホットとする。
 官能的だがカラッとした映画作りは、バトリス・ルコント監督の得意とするところだ。

 直近作は「ぼくの大切なともだち」('06)。「仕立て屋の恋」('89)でヒットを飛ばしたルコント監督も、60代になった。
 しかし40代で撮ったこの映画は、いつ見ても瑞々しい。
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 「髪結いの亭主」になるという幼い頃からの夢、ようやくそれを適えた中年男の新婚生活を、官能的に描く。

 その中年男に扮したのが、セザール賞(フランスのアカデミー賞)を3回受賞した名優ジャン・ロシュフォール(「ロスト・イン・ラ・マンチャ」'01)。今はもう80歳だから、60歳で40代を演じる。

 相手役の「髪結い」は、イタリアのアンア・ガリエナ(「妻の恋人、夫の愛人」'96)。細身だが官能的な女優。
 謎めいたロマンティシズムと甘いエロティシズムを呼び起こす。

4714_100x100_003_2  女性の匂いと息遣い、指先に太もも、溢れるばかりの乳房、カメラは嘗めるように撮る。
 自然光を生かしたカメラアングル、どこかで見たようなカット。後に「真珠の耳飾の少女」('03)を撮ったエドゥアルド・セラのカメラだった。

 毛糸で編んだ水着では「オチンチン」が痛い。中年男は、エジプト音楽でベリーダンスを踊る。オーデコロンのカクテルで二日酔いになった新婚夫婦。
 不思議なエピソードになぜ?なぜ?と思っているうちに、フランス流の究極の愛を見せ付けられる。

 名実共に、色褪せてはいない映画である。

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January 16, 2011

1744.琳派芸術(第1部)

_640  桃山時代の終末期に誕生した「琳派芸術」、その絢爛たる金箔の美が出光美術館で公開されている。

 「琳派」は、王朝時代の美意識による装飾芸術を復興させた京の芸術グループで、本阿弥光悦や俵屋宗達がその祖といわれている。
 やがてそれは尾形光琳・乾山兄弟や、酒井抱一、鈴木基一らの「江戸琳派」に引き継がれていった。

001_640  展覧会は2部にわかれ、今回鑑賞したのは第一部の「煌く金の世界」。
 「美麗の世界」「金屏風の競演」「光琳の絵画」「琳派の水墨画」の4章の項に、和歌巻断簡や扇面・屏風など36作品と茶碗など工芸品19点が展示されている。

 なかでも重要文化財「西行物語絵巻 第四巻」(絵・俵屋宗達)、同じく「太公望図屏風」(絵・尾形光琳)は注目される作品である。

002_640 琳派の先達、俵屋宗達は謎の多い絵師である。

 生没年は不詳、前述の「西行物語絵巻」だけが1630(寛永7)年の作と確認されるだけで、左の「月に秋草図屏風」など多くの作品は「伝俵屋宗達」とされている。
 京に絵の工房を設け、複数の弟子たちと共同作業で屏風などの制作に携わったようだ。

 書道・光悦流を興した本阿弥光悦については、多くの記録が残されている。

 1558(永禄元)年、京で刀剣の鑑定・研磨を業とする本阿弥家に生まれ、その業を継ぐ一方、絵画・蒔絵・陶芸・書に独創的な才能を発揮した人物である。
 茶の湯や作庭にも優れ、豊臣秀吉・徳川家康や前田利家など大大名に重んじられた。
 晩年には、家康から洛北鷹が峰の地を与えられ一族郎党を率いて、工芸の制作に専念している。享年79歳。

 酒井抱一生誕250年「琳派芸術~光悦・宗達から江戸琳派」
 第1部「煌く金の世界」は、2月6日まで。
 第2部「転生する美の世界」は、2月11日~3月21日。
 丸の内「出光美術館」で。入館料1000円。

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January 14, 2011

1743.シチリア!シチリア!

004_640 洋画鑑賞の第1作は、「シチリア!シチリア!」。50代半ばにして「巨匠」とも呼ばれる、イタリアのジュゼッペ・トルナトーレ監督の最新作である。

 といっても公開されたのは2年前。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞は逃したものの、パシネッティ賞を受賞しアカデミー賞のイタリア代表に選ばれた。
 日本では、ようやく昨年の暮れに封切り。それには、幾つかの理由があったようだ。

337658_100x100_009 物語の舞台は、シチリアの州都パレルモの東にあるバーリア。貧しいながらも明るく生きてきた親子3代、50年にわたる家族の絆と愛が綴られる。

 アカデミー賞を受賞した「ニュー・シネマ・パラダイス]('89)、「海の上のピアニスト」('99)「マレーナ」('00)「題名のない子守唄」('06)と名作を生み出してきたトルナトーレ監督。
 その彼が、始めて故郷シチリアを舞台に撮った作品なのだ。

337658_100x100_010  主人公は監督の父親がモデル。
 牛飼いで家族を助けるガキの頃から、イタリア共産党の活動家としてマフィアと闘う青年時代、家柄の差を乗り越えて結ばれた激しい恋、地方政治家として忙しい日々を送りながらも、5人の子供たちに愛情を注ぐ父親。
 子供から見た父親像は、微笑ましくて逞しい。

337658_100x100_003 出演は、主人公(父親)に新人のフランチェスコ・シャンナ、恋人(母親)にマルガット・マデと初めて見た俳優たち。
 イタリアのトップモデルというマデは、ソフィア・ローレン似の野性的な美女。最近放映された「ソフィア・ローレン母の愛」では、そのソフィアを演じたという。

337658_100x100_001  主人公たちの子供時代を演じる子役達がいい。過去のイタリア映画もそうだが、子役達が可愛く自然に振舞う。
 我々日本人にとっても、それがなぜか懐かしい。シチリアの自然に、共通した郷愁を感じるからだろうか。

 ただ観客の評を聞くと、二つに分かれている。それはこの作品が、イタリアの現代史とシチリアの歴史的風土を前提に描かれているからだ。
 一定の予備知識を持って見た人たちはストーリーが飲み込み易いが、そうでないと語られるエピソードが引っかかってしまう。

337658_100x100_008  地中海の中心にあるシチリアは戦略的に重要な地にあり、古来より覇権争奪の場となり、さまざまな民族や国、宗教の支配を受けてきた。

 アラブの支配、ノルマンの支配。イタリア統一前までは、スペイン・ブルボン王朝の支配下にあり貴族による大農場制が敷かれていた。
 映画にも登場するマフィアと農民労働者との抗争、農地解放と共産党の躍進など、そうした歴史的背景がある。

 日本の配給会社が、購入を躊躇したのもこのあたりに要因があるようだ。
 トルナトーレ監督自身も「あまりにイタリア的、それは避けて通れない」と語っている。

337658_100x100_007  しかし若い頃に、「シシリーの黒い霧」('62)や「山猫」('63)そして「ゴッドファーザー三部作」('72~)などを見た人は、監督が何を描きたかったかが理解出来るだろう。

 全編にわたって流れる音楽は「ニュー・シネマ・パラダイス」のエンニオ・モリコーネ。ラストタイトルバックも、彼の音楽にゆったりと浸れる。 

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January 12, 2011

1742.東京スカイツリー

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  今年の年賀状は、元日の朝撮った「永代橋越しの東京スカイツリー」だった。(一部の方々には、12月中旬の写真)

 そこで先日は浅草寺への初詣を済ませて、業平の工事現場まで足を延ばしてみた。

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 現在の高さは555m超、残りは80メートル弱。
 塔の完成は真近だ。

 現在工事中のデジタル放送用のアンテナを取り付ける「ゲイン塔」も、およそ半分伸びた。春には、「高さ」は完了する。
 内部の工事を終えて、「武蔵(634)の国」のタワーの竣工予定は今年の末。来年の年賀状は、完成した「東京スカイツリー」にしよう。

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January 10, 2011

1741.海炭市叙景

003_640  「村上春樹らと並び評されながらも不遇だった小説家・佐藤泰志の幻の小説の映画化。海炭市とそこで人生に苦い想いを抱えて生きる人々の姿を、函館市民の協力を得て、優しく包み込むように描き出した熊切和嘉監督の傑作。」(TIFFのパンフより)

 昨年秋の「東京国際映画祭」の、コンペティションに出品された作品。試写会で見たが、今回改めて劇場に足を運んだ。ひとりの映画ファンとして、「冬の函館」のブルー・グレイの世界に浸りたかったから。

Distance_shot28  原作は昨年ようやく小学館文庫として出版されたが、佐藤泰志は確かに「不遇の小説家」だった。
 少年時代から文筆に優れ函館西高時代に書いた小説は、二度も「有島青少年文藝賞優秀賞に選ばれている。

 しかし大学卒業後アルバイトの傍ら執筆した幾つかの作品は、「文学界新人賞」「新潮新人賞」「三島由紀夫賞」にノミネイトされたが一回も入選しなかった。
 とくに「芥川賞」では、5回も候補作品に上げられている。
 そして1990年、佐藤は自ら命を絶った。享年41歳。

 「海炭市叙景」は、彼が自殺した翌年一度出版されている。18編の連作短編からなる未完の作品。「幻の小説」と言われる由縁である。
 その小説を読んだ地元の文化人がいた。函館でミニシアターを経営している菅原和博。函館市民を巻き込んだ映画化は、その菅原の熱意から2年前に動き出した。

Distance_shot20  函館でロケした映画は多い。70を超えるという。しかし「函館」が主役となった映画は無い。
 菅原たちは、函館に生きる人のありのままの姿を描く映画を作ろうと、「海炭市叙景」を選んだ。
 それは観光都市「函館」ではなく、寂れ往く地方都市とその中でもささやかだが希望を見つけたい、との願いからだ。

 菅原たち製作実行委員会は、企画と同時に同じ北海道出身の熊切和嘉を監督に指名した。
 「ノン子36歳~家事手伝い」('08)を撮り終えたばかりの監督だった。

337735_100x100_001  熊切は、脚本の宇治田隆史と組んで18の短編小説の中から5つのエピソードを選んだ。
 「リストラ」「立ち退き」「不倫」「経営難」「親子の断絶」、そのエピソードがモザイクを組み合わせるように、「海炭市」とそこに生きる人々を浮き上がらせた。
 それは函館だけでなく、日本中の地方都市の姿となった。

337735_100x100_003337735_100x100_002  出演、谷村美月、竹原ピストル(元ボクサーでミュージシャン)、加瀬亮、三浦誠己(「アウトレイジ」'10)、山中崇(「悪人」'10)、南果歩、小林薫、多くの函館市民たち・・・・。

 若い頃1ヶ月だけ暮らした函館、半世紀たった今でも懐かしい街並みが残る。
 それが「海炭市叙景」。私の推薦する今年2本目の作品である。 

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January 08, 2011

1740.石油国家ロシア

Erp1012271934002n1_2   昨年暮れ、新聞やインターネット・ニュースに度々登場したのが、ロシアの元石油王ミハイル・ハダルコフスキー(新聞ではホドルコフスキー)。

 プーチン・ロシア首相の政敵で、初代オリガルヒ(新興財閥)のひとり。元共産青年同盟の活動家だった彼は、学生時代に作った協同組合方式のカフェで稼ぎ、ゴルバチョフ時代(1987年)にはソ連で初めての民間銀行メナテップを設立した。

Imageca1exwmk  エリチンの時代になるとメナテップは、様々な裏の手を使って国営系石油会社ユーコスを買収するなど、「ロシア経済を強奪」していく。
 その過程で、反対派の実業家や抵抗した自治体首長を暗殺するなど、マフィア紛いの手が使われた。
 当時CIAは、「ロシアの銀行の過半数はマフィアの支配下にある」と警告した機密文書を出している。

 ロシアきっての資産家となったハダルコフスキーは、政界に影響力を持ち始めプーチンに挑む。2008年の大統領選挙に打って出るかもしれない、との噂も流れた。
 しかし2003年、彼の腹心でユーコスの治安担当者セルゲイ・ピチューギンが殺人容疑で逮捕され、続いて彼も「脱税、重窃盗犯、詐欺、文書偽造、横領、強要」の罪で逮捕される。
 そして彼は禁固8年の刑を受けて、シベリアの酷寒の地「クラスノカーメンスク監獄」に送られた。

Amr1004101304006p1_3  昨年末、ハダルコフスキーの名が紙面を賑わしたのは、新たに「マネーロンダリング」の罪で追訴され、14年の刑を言い渡されたからである。
 この結果、次期大統領選(2012年)に彼は出馬出来ない。

 プーチン配下のシロビキ(治安部門出身の武闘派)の検事総長らは、彼を財界はもとより、政界からも追放しようとしている。
   こうした動きに対し、アメリカのクリントン国務長官やドイツの外相は、「法の乱用」「ロシア近代化の後退」とプーチン政権を批判している。

 ビル・ゲイツやブルームバーグNY市長を友人に持つハダルコフスキー。
 彼に関心を持ったのは、ロシアの改革派政党「ヤブロコ」の財政面でのスポンサーだっだからである。
 「ヤブロコ」のリーダー、グリゴリー・ヤヴリンスキーはエリツイン時代からのエコノミスト。
 ソ連崩壊直後のモスクワで、私は彼と食事を共にしながら新生ロシアの将来について取材した。

025_640  彼等に関する古いメモを整理していた丁度その時、「塾」の友人から一冊の本が届いた。
 表題の「石油国家ロシア」である。「知られざる資源強国の歴史と今後」と副題が付いている。

 著者のマーシャル・I・ゴールドマンは、ハーバード大学ロシア・ユーラシア研究センターの特別終身教授。
 ゴルバチョフやプーチンとも面識があり、両ブッシュ大統領の政策アドバイザーも務めたアメリカのロシア経済研究の権威である。

 日本語版に翻訳したのが、友人の鈴木博信さん。ハーバードで同じ研究センターの客員研究員を務めた国際ジャーナリストである。
 その昔、「石油」や「マネー」をテーマにTVドキュメンタリーを制作した折、彼にはアドヴァイザーとしてチームに参加してもらった。
 以来今でも、彼の博識と研究成果に教えられている。

 この本は、軍事超大国からエネルギー超大国へと変化したロシアの、「資源強国」としての国家戦略を分析したもので、オルガルヒ(新興財閥)によって富を独占されたロシア経済をプーチンがどう取り戻し、国家として資源ビジネスを展開しているかが描かれている。

 私が兼ねてから興味を持っていた「オルガルヒ」と「シロビキ」の苛烈な戦いは、この本の第5章にナマナマしく紹介されている。
 それは、まさにサスペンス小説を超える面白さと怖さのドキュメントである。

 これまでユーコスの幹部、顧問弁護士・会計士で、逮捕されたものはCEOのハダルコフスキー以下17名。
 ロンドンやイスラエル等に亡命したもの11名。行方をくらましたもの4名と記録されている。

Image  ユーコス法務部の若い女性弁護士で、2児の母親であるスヴェトラーナ・バフミナなどは、横領の罪で禁固7年の刑を受け服役中。
  海外への逃亡者に対する人質、というのがもっぱらの噂だ。
 プーチン率いるシロビキの怖さである。

 マーシャル・I・ゴールドマン著、鈴木博信[訳]
 「石油国家ロシア」(日本経済新聞出版社刊) 2200円
 

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January 06, 2011

1739.レオニー

337305_02_01_03  今年最初の映画鑑賞は、松井久子監督の「レオニー」。彼女の三本目の作品である。

337305_100x100_004_4  天才的な彫刻家として知られるイサム・ノグチの母親、レオニー・ギルモアの波乱の生涯を描いた日米合作の伝記映画。
 昨年の11月下旬に公開されていたが、松井監督の前作を見てからにしようと、延ばしていた。

_640_3001_640  雑誌編集者出身の松井は、その後プロダクションを設立して、ドラマやドキュメンタリーのプロデューサーとして活躍していた。
 その彼女が自ら監督として始めてメガホンを執ったのが、国際結婚と老いを通して夫婦の深い絆を描いた「ユキエ」('98)。

 さらに4年後、認知症の義母と嫁とのリアルな関わりを描いた「折り梅」('02)、そして企画から7年の歳月をかけて完成させたのが今回の「レオニー」である。

 資金集めから上映館探しまで全てを彼女が背負う作品は、多くの市民達が自主上映などで応援してきた。
 今回も監督を支援する「マイレオニー」の会によって、映画は完成した。

337305_100x100_002  しかし、キャストもスタッフも国際的に知られる名優・ベテランを揃えている。

 ヒロインのレオニーに紛するのはイギリス出身の女優、エミリー・モーティマー(「シャッターアイランド」'10)、野口に恋した20代から亡くなる69歳までを見事に演じている。

337305_100x100_005_2  対する野口の役は歌舞伎俳優の中村獅童。詩人としては国際的に知られた日本人だが、まさに身勝手な明治男の典型である。

 ほか「折り梅」の主役を務めた原田美枝子(津田梅子)と吉行和子(バアヤのキク)に竹下景子(小泉八雲の妻セツ)、アメリカからは監督・歌手としても有名なメアリー・ケイ・ブレイス(「恋するベーカリー」'09)が、レオニーの母親役として登場する。

Wallpaper1024_02  スタッフではフランスで活躍する撮影監督の永田鉄男の存在が大きい。
 「エディット・ピアフ~愛の賛歌」('07)でセザール賞を受賞した彼は、明治村・直島(香川)・札幌・ルイジアナ・サンタバーバラと、20世紀初頭の日本とアメリカの風景を美しく見せる。

 そして音楽が、アカデミー賞受賞作曲家ヤン・A・P・カチュマルク(「ネバーランド」'04)。

 広島の平和大橋から札幌のモエレ沼公園と、私自身も何かと縁もあったイサム・ノグチの藝術の源を、映画はシングルマザー・レオニーを通して描きだす。

 ドウス昌代の「イサム・ノグチ~宿命の越境者」をベースに、松井監督はスケールの大きいフィクションを創りあげた。

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January 04, 2011

1738.冬富士

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 三が日、東京は快晴が続いた。
 雪をかぶった富士が、朝夕と様々な表情を見せてくれた。

 冬、雪化粧した富士山が、朝日や夕日で紅色に染まるのを「紅富士」という。
 夏は露出した溶岩台地が赤褐色に染まるので、「赤富士」と呼ぶ。葛飾北斎が描いた有名な絵が、赤富士である。

 都心からは無理だが、朝日・夕日で裾野に美しい影を描く「影富士」。河口湖や本栖湖の湖面を鏡にして映えるのが「逆さ富士」。太陽が富士山頂と重なる「ダイヤモンド富士」。
 人びとは、日本一の霊峰をいとおしく命名した。

 今朝9時、3775.6mの山頂の気温ー22.5度、湿度82%、気圧621hPa。
 我が家の窓から約100キロ、コンパクトデジカメを10倍の望遠にして、富士を撮る。

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January 02, 2011

1737.初詣

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 毎年恒例となった界隈の初詣。
 自転車を転がして2時間、古今東西「八百万」の神々に「今年も幸あれ」と祈った。

 左から、江戸最大の八幡さま「富岡八幡宮」、隣は深川のお不動さん「成田山新勝寺別院」、隅田川を渡って「聖路加チャペル」、そして「築地本願寺」。

 途中「カトリック築地教会」「鉄砲洲稲荷神社」「波除稲荷神社」にもお参り。

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 日本海側の皆さんには申し訳ないほど、東京の元日は快晴だった。
 人出も昨年より多い。
 「初詣」のゴールは、氏神さまである佃の「住吉神社」。
 今年の夏は、3年に一度の本祭り。新しい「八角神輿」を担ぐつもりだ。

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January 01, 2011

1736.謹賀新年

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                                             (元日・9時撮影)

 早いもので、隅田川河畔に転居して、8年目の春を迎えました。
 自由自在の日々を楽しんでますが、仲間と始めたBAR「黒瀬」の手伝いや、NPOの応援など、結構忙しく過ごしてます。
 65歳を機に始めたブログ(かせだプロジェクト)も、1736号を数えました。
 身辺雑記を綴りながらの情報発信です。
 お暇な折にご覧いただければ幸いです。

  2011年 新春 

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