2012.Uffizi Virtual Museum展
「日本におけるイタリア2011・秋」と「イタリア統一150周年」を記念して、九段坂のイタリア文化会館で「ウフィツイ・ヴァーチャル・ミュージアム展」が開催されている。

この展覧会は、最新の超高精細デジタル技術によって収録されたイタリアの誇るルネッサンス絵画を、ヴァーチャルの美術館で鑑賞しようという試みである。
会場でまず目を引くのは、実物大で再現した高品質のレプリカ10点。

ボッティチェッリがメディチ家のために描いた「ヴィーナスの誕生」や、森に佇む地上のヴィーナスを描いた「春(プリマヴェーラ)」。
ダ・ヴィンチが20代の頃に描いた「受胎告知」など、有名な作品が並ぶ。
またこれらの作品が、200インチスクリーンで映し出され、インタラクティブに絵画の持つ意味など解説が流れる。
またウフィツィ美術館の所蔵絵画100点が、展示されているままに実物大で再現されるコーナーもあり、美術館での鑑賞をヴァーチャルで体験できる。

ウフィツィ美術館は、イタリア・フィレンツェにあるヨーロッパ最古の美術館。
メディチ家歴代の美術コレクション2500点余りを所蔵するルネサンス絵画の宝庫といわれ、世界遺産に指定されている。
10年ほど前にこを訪ねたが、当時のアルバムをから私の撮った名画も紹介しておこう。(この美術館での絵画の撮影は自由)

左は先に紹介した「春」、海から生まれた「美の女神ヴィーナス」が地上の楽園で春を謳歌する神話の世界。
右は「ウルビーノのヴィーナス」、ウルビーノ公爵の若い妻がモデルとなったティツアーノの作品。

左はミケランジェロの傑作と言われる「聖家族」、フィレンツェの名家同士の結婚を祝って描かれたキリスト降臨後の世界である。
また右の「マニフィカトの聖母」も、キリスト降誕を描いたものである。
たまたま私のカメラに収めた名画を、今回のミュージアム展で再び見ることが出来た。
フイルム写真のため10年もたつと色褪せてきたが、高画質・高精細で再現されたデジタル絵画は、描かれた当時の色彩や質感を後世に伝えることができる。
その技術は日本が得意とするもので、現在世界各地の美術館でデジタル化の作業が行われているという。


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