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January 01, 2012

2030.迎春・龍の年

120101_640   (竜王くすのき材)

120101_012_640_2  2012年元朝、同郷の友人で仏師の向吉悠睦さんから届いた彫刻の写真を眺めながら、新年を迎える。(左は瑞祥・桧材)

 今年は「辰年」、十二支の動物に準えれば「龍の年」である。
 そして私は6回目の「年男」になる。

120101_003_640  右は京都・天竜寺で拝観した加山又造の「雲龍図」(部分)。堂内どこから見ても睨まれる「八方睨みの龍」と呼ばれる。

111205_042_640  左は昨冬、鎌倉の建長寺で参拝した法堂(はっとう)の天井画「雲龍図」、小泉淳が画いた。
 法雨をそそぎ、仏法の恵をもたらすという。

Image  「龍」は、十二支の中で唯一伝説上の生き物である。
 麒麟・鳳凰・霊亀と並ぶ神獣で、中国では皇帝のシンボルだった。
 日本でも、貴人の古墳の中に四神の「青龍」を見る。

120101_004  帝王の姿を「龍影」と呼び、帝王の顔は「竜顔」、黄色い着物を「龍砲(ロンパオ)」と称した。
 龍の「五爪」は天子、「四爪」は貴族、「三爪」は士族の画となる。

 ヨーロッパで龍=ドラゴンは、邪悪な生き物とされる。
 新約聖書「ヨハネの黙示録」に登場する「レッド・ドラゴン」は悪魔の象徴であり、ギリシャ神話の「テュポーン(ドラゴン)」はゼウスと死闘を繰り返した。

 しかしキリスト文化と異なるケルト文化では、「龍」は大地のエネルギーである。

Image_2  昨秋来日したブータン国王は、フクシマの子供たちを前にこう語った。

 「みなさんの中には、人格という龍がいます。年をとって経験を積むほど、龍は大きくなり強くなります」

 右のブータンの国旗に画かれているように、龍はヒマラヤの「幸せの国」のシンボルなのだ。

Image_3  6回目の「辰年」、「龍の年」を迎えた年男にとって、「年をとり経験を積んだ」のは事実だが、さて「大きく強く」なったのだろうか。
 今年1年、肉体は別としても、精神的にはその言葉を大切にして生きていこう。

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