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November 11, 2013

2381.ダイアナ

Img283_640 「プリンセス・ダイアナ~最後の一年」('98)「ダイアナ妃の小説家」('02)「ダイアナ~プリンセス最後の日々」('07)、イギリスの元皇太子妃ダイアナを主人公にした過去の作品。
 これまでは一本も見ていなかったが、今回は劇場に足を運んだ。日本でのモデル経験もある主演のナオミ・ワッツに興味を抱いたからだ。

Img284_640 イギリス生まれ、オーストラリアに移住し女優に、のちハリウッドでも同郷のニコール・キッドマンと共に活躍している。

 そのナオミも45歳、これまで薄幸な女性を演じることが多かった彼女が、36歳のダイアナを演じる。
 165センチのナオミと177センチのダイアナ、その差を埋めるのはナオミの演技力だった。

346296_100x100_002 世界中の誰もが知っているダイアナのシンデレラストーリー、そして謎の多い死。
 すでに語りつくされた「伝説」に、どんな新しい光をあてるのか。

 プロデューサーのロバート・バースタインは、ウイリアム王子とキャサリン妃のロイヤル・ウエディングに沸くイギリスの観客に、ダイアナが求めた新しい王室の在り方を問う。
 そして今年、ダイアナの初めての孫、ロイヤルベビーが誕生した。

346296_100x100_003 「伝記映画」ではなく「恋愛映画」だとバースタインは企画の意図を語り、パキスタン人心臓外科医との最後の恋だけにポイントを絞った。

 しかし、ドイツ人監督オリバー・ヒルシュビーゲル監督を指名したのは、「イギリスの観客」への配慮があったからだという。
 彼は、アカデミー賞にもノミネイトされた「ヒットラー~最後の12日間」('04)を撮り、歴史的に著名な人物を描く能力に優れているとの評判だった。

346296_100x100_004 
 ヒルシュビーゲル監督は、ダイアナの「事実」に拘る。
 地雷廃絶運動やエイズ撲滅など、ダイアナが歩いた場所、その日時に合わせて、パキスタン~モザンピーク~クロアチア~ロンドンとロケを行った。
 ダイアナが最後を過ごしたケンジントン宮殿や、ジョギングした公園での撮影許可を、王室に求めたのもそのためだった。

346296_100x100_001 監督はファッションにも拘った。
 ダイアナが愛用したドレスの数々、同じブランドでナオミに合わせる。
 ヴェルサーチのブルーのドレスにアザグリーが誕生日に贈った黒のドレス。
 ディオールの靴とバックにショパールのジェリー。
 そしてヘアメイクは、日本人の渡辺典子が担当する。

346296view005 20歳で皇室に嫁いだ若い魅力的な女性ダイアナ、イギリスの元首相プレアは語る。
 「ダイアナは国民に最も愛され、そして王室という古い伝統を壊した」

 当時のエリザベス女王とプレア首相を描いた映画「クイーン」('07)を思い出しながら、ダイアナと二重写しになるナオミ・ワッツの「覚悟の演技」を見る。

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