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May 30, 2016

2919.5月のシネマ(4)

 今月は旅に出たせいか、映画の鑑賞数はいつもより少なかった。
 アカデミー賞関連の話題作3本はすでに紹介したので、残り5本をメモとして記録する。
 
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   「マリーゴールド・ホテル」
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 大ヒットした「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の続編、「幸せへの第二章」。
 監督は「恋におちたシェイクスピア」('98)でアカデミー賞受賞のジョン・マッデン。
 
353844_003_640  前作と同様、インドのボロホテルを愛するイギリス人「高齢者」男女5人を待ち受ける人生のクライマックスが、壮麗な寺院やミステリアスな古代王朝の建物、原色豊かなインドの街を舞台に描かれる。
 
 出演がイギリスの大スターたち、それも一時代を築いた以下の方々、そしてゲストはアメリカのスターのリチャード・ギア(67)。
 オスカー女優ジュディ・デンチ(82)、同じくオスカー女優マギー・スミス(82)、「ナイロビの蜂」('05)のビル・ナイ(67)、「ラブ・パンチ」('13)のセリア・イムリー(64)、「ジャッカルの日」('73)のロナルド・ピックアップ(76)・・・・。
 
 
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   「モヒカン故郷に帰る」
 
 売れないロックバンド屋モヒカン男(松田龍平)が、妊娠した恋人(前田敦子)を連れて、瀬戸内の島に帰省した。
 
 ところが、久しぶりに会ったオヤジ(柄本明)が末期のガン、会うたびに口ゲンカしていたオヤジを囲み、母親(もたいまさこ)と弟(千葉雄大)は・・・・。
 
353755_005_640  オヤジの死と息子の結婚、家族の一大事が重なった一家の日々を、監督沖田修一はオーソドックスに、情感豊かに描いていく。
 ロケ地となった島の住民たちも大勢参加し、映画は心地よく展開していく。
 昔訪ねた広島の島だけに、変わらぬ風景が懐かしい。
 
 
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   「獣は月夜に夢を見る」
 
 北欧神話にも登場する「狼」、その狼女から生まれた少女の「人間としての愛」と「獣としての苦悩」をデンマークの鄙びた漁村を舞台に描くノルディック・ミステリー作品。
 
355432_006_640  「ダンサー・イン・ザ・ダーク」('00)などで美術アシスタントを務めた、ヨナス・アレクサンダー・アーンビーが初めて撮った長編映画。
 
 カンヌ国際映画祭批評家週間で上映されて賛美を集め、アテネなど各地の映画祭で監督賞や撮影賞を受賞した。
 
 主人公の少女を演じたソニア・ズーも本作が映画デビュー、「目覚め」を迎えた少女の獰猛で純粋な愛の演技が悲しい。
 
 
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  「アイヒマン・ショー」
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 アルゼンチンで逮捕された元ナチ親衛隊将校アイヒマン、ホロコーストの実質責任者としてイスラエルの法廷で裁かれたが、この「世紀の裁判」を世界中に中継録画して送り出したテレビマンたちの実話。
 
355429_003_640_2  さまざまな妨害を受けながらも、「ナチスがユダヤ人に何をしたのか」を伝名もなき放送人の信念と執念がヒューマンドラマとして描かれる。
 
 アイヒマンをはじめ判事や検事など、登場人物は当時録画された本人たちの映像。プロデューサーやディレクター、技術者たちの制作チームを、現代の俳優が演じモンタージュした。
 
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   「64 ロクヨン」(前編)
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 わずか7日間で幕を閉じた「昭和64年」、その間に起きた少女誘拐殺人事件は、通称「ロクヨン」と呼ばれる。
 
354941_001_640  「クライマーズ・ハイ」などで知られるベストセラー作家・横山秀夫の同名作品を原作に、佐藤浩市をはじめとする豪華オールスターキャストで撮った。
 
 来月公開される後編を見たのち、紹介する予定。
 

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