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August 09, 2016

2943.「ルネサンスの巨匠たち」展

 「ルネサンスの巨匠たち」といえば、レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロ、ミケランジェロらフィレンツェの芸術家たちを思い浮かべる。
 イタリア国交樹立150周年を記念して、彼らの作品を中心とした特別展を、これまでも紹介してきた。
 
Imgp0001_4_640 Imgp0003_2_640  今回六本木・国立新美術館で開催されているのは、フィレンツェと並ぶもう一つの都市ヴェネツィアの、「ルネサンスの巨匠たち」展である。
 
Thk7oohmbt_640  水の都ヴェネツィアにあるアカデミア美術館。
 
 共和国だったこの都市がイタリア王国に併合された時 、美術アカデミーが管理していた作品や政庁・聖堂を飾っていた美術作品が集められ、一般に公開する美術館として誕生した。
 
Accademia_venice_640 所蔵するコレクションは2.000点、14世紀の前期ルネサンスから18世紀にかけてのヴェネツィア画派の絵画である。
 今回は、その中から珠玉の作品45点を選び、日本では初めての展覧会となった。
 
Img492_640 右の作品はベツリーニの「聖母子」、通称「赤い智天使の聖母」。
 15世紀後半初期ルネサンスを代表する画家で、詩情豊かな聖母子像を数多く描いている。
 
 このコーナーには、黎明期の画家たちの作品11点が並ぶ。
 
Img494_640 サン・サルバドール聖堂から特別に出品された「受胎告知」。
 高さ4.1m幅2.4mのこの大作は、16世紀初頭の黄金時代「盛期ルネサンス」の中心となった巨匠ティツィアーノの作品で、今回の展示では最大の見どころとなった。
 
Img493_640_2  豊かな色彩表現や自由闊達な筆使いは、ヴェネツィア独自の伝統的な絵画として、当時の批評家たちからも高く評価された。
 
 黄金時代の幕開けと銘打ったこのコーナーには、右の「聖母子」(ティツィアーノ)など11点が展示されている。
 
Img497_640 16世紀後半になると、老齢のティツィアーノに代わり3人の巨匠たちが活躍する。
 
 劇的な明暗表現で、宗教的な大作を次々と描いたティントレット(左「聖母被昇天」)。
Img498_640  華麗な色彩と古典的な様式が特徴のヴェロネーゼ(右「レパントの海戦の寓意」)。
 そして情緒豊かな田園風景に託して、聖書の主題を描いたバッサーノ 。
 
 三人の巨匠たちのコーナーには、彼らの作品11点が並ぶ。
 
Img500_640_2  宗教画に加えてヴェネツィア画派の画家たちは、実在の人物の姿を生き生きと描いた。
 
Img501_640  左の肖像画は、ヴェネツィア共和国のNO2サン・マルコ財務官ソランツォ。
 NO1の統領から枢機卿ら高官、名もなき女性や男性の肖像12点が並ぶ。
 
 最後のコーナーは、「ルネサンスの終焉~巨匠たちの後継者」と題した12点の作品群だった。
 
 「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」展は、10月10日まで六本木・国立新美術館で。入館料は、1.600円。

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Comments

wobbly
ルネサンスの光・・世界史の上で画期的な時代でしたね。

Posted by: 根保孝栄・石塚邦男 | August 11, 2016 at 10:49 PM

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