2971.特別展「瑞巌寺と政宗」
三井記念美術館で開催中の「松島 瑞巌寺と伊達政宗」展である。
また、33年に一度しか開帳されない秘仏「五大明王」も、東日本大震災復興を祈念して特別に出品されている。
これは瑞巌寺にとっても、歴史上はじめての「出開帳」になる。
展示された「至宝」は70点、国宝や国の重要文化財が多いため文化庁の指示で展示期間が制約され入れ替えられる。
9月から始まった特別展も、最終週の現在は52点が7つの展示室に並んだ。
右の重要美術品「菊花図屏風」には、政宗の華麗な筆による詩歌が金箔の上に踊る。
「道の記」もまた、政宗が書いた歌日記である。
作風から平安時代中期のもので、地元で彫られた像と推定されている。
五大堂そのものは、1901年に国宝に指定されている
正室愛姫や息女五六八姫の像と並んで展示されていた。
この木像は政宗十七回忌(1652年)に、髪を下した愛姫・陽徳院が造らしたもので、在りし日の政宗そのものの姿と言われる。
特別展「松島 瑞巌寺と伊達政宗」は、今月13日まで日本橋・三井記念美術館で。入館料1.300円。
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