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December 15, 2016

2982.12月のシネマ(2)

Simg_4001a_640  最新作「マダム・フローレンス!夢見るふたり」が、東京国際映画祭オープニング作に選ばれたメリル・ストリープ。
 秋の映画祭に久しぶりに来日、グリーンカーペットを歩いた。
 
 アメリカを代表する大女優ストリープ67歳、イエール大演劇大学院で学んだあと舞台女優としてブロードウエイで活躍、1977年「ジュリア」で映画デビューした。
 
51mjoswhll_ac_ul320_sr226320__640  翌年にはロバート・デ・ニーロの推挙を受け、「ディア・ハンター」で共演しアカデミー賞にノミネイトされた。
 
Eb473498c6ac4c94726e3b9a098b3d47_64  さらに翌79年には「クレイマー・クレイマー」でアカデミー賞助演女優賞を受賞、82年には「ソフィーの選択」で主演女優賞を受賞した。
 
 ストリープは、この39年間に60本を超える映画に出演しているが、アカデミー賞には史上最多の19回ノミネイトされ3回受賞している。
 
Streep_win_640_3  またゴールデン・グローブ賞でも29回ノミネイト、8回受賞という実績を残している。
 さらに「クライ・インザ・ダーク」('88)でカンヌ国際映画祭女優賞、「めぐりあう時間たち」('02)でもベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)を受賞、今年のベルリンでは審査委員長を務めた。
 
 今回紹介する「マダム・フローレンス!」は、1940年代のニューヨークを舞台に、富豪として音楽界を支え、自らも歌手としてカーネギーホールを満員にした実在の人物フローレンス・フォスター・ジェンキンスを演じた。
 
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   「マダム・フローレンス!       
         夢見るふたり」
.
 ニューヨークの社交界のトップ、マダム・フローレンス(メリル・ストリープ)は天真爛漫、超絶したオンチの歌姫である。
 ソプラノ歌手の夢を追い続ける彼女、その歌唱力に致命的な欠陥があることを彼女だけが知らなかった。
 
358011_003_640  その彼女を全身でもって支え続けたのが、夫(ヒュー・グラント)と伴奏ピアニスト(サイモン・ヘルバーグ)の二人。
 
358011_004_640  二人はマスコミを買収し、信奉者だけを集めた小さなリサイタルを開くなど、献身的に立ち回る。
 
 そして彼女が、世界的な音楽の殿堂、ニューヨークのカーネギーホールの舞台に立ちたいと言い出した時・・・・・・。
 
250409_640  先のない持病を抱えながらも、音楽に生きる彼女の命がけの挑戦に、夫もピアニストも一緒に夢をみる決心をした。
 大成功したコンサート、しかし彼女はその1ヵ月後に逝去した。享年76歳。
 
Florence_foster_jenkins215x300_640  コール・ポーターやデヴィッド・ボウイが熱狂した「究極の音痴の歌声」、今もカーネギーホールのアーカイブに残されている録音盤はトップの人気を持ち続けているという。
 
 監督は、「クイーン」('06)のスティーヴン・フリアーズ。
 
358011_002_640  「マンマ・ミーア!」('08)「イン・ツゥ・ザ・ウッズ」('14)で美声を披露し、オペラ歌手の経験も持つストリープが、音痴として音程を外しながらも、不思議な魅力を持つフローレンスの歌を再現した。 

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