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December 11, 2016

2981.戦国時代展

Imgp0001_640Imgp0003_640  各地に群雄割拠した大名たちが、領地を争って戦いに明け暮れた「戦国時代」、その激動の時代を物語る展覧会が、江戸東京博物館で開かれている。
 
 戦国の世は、鎌倉公方・足利成氏が関東管領・上杉憲忠を討った1454年から始まる。いわゆる「享徳の乱」である。
 
Img052_640  そして、都を灰燼にした「応仁・文明の乱」をへて下剋上の時代、織田信長が将軍・足利義昭を京から追放した1569年、永禄12年に終焉した。(右の写真は≪織田信長像≫大雲院蔵)
 
 室町時代の衰退によって中央集権が崩れ、上杉謙信や武田信玄、毛利元就、織田信長など有力大名が、自らの両国の経営に力を入れた時代でもあり、絵画や建築、茶の湯など京都で成熟した文化が各地にもたらされて、新たな地域文化が結実した時代ともいえる。
 
Img049_640  「戦国時代展」は、全国各地に残る歴史資料や美術工芸品を一堂に展示し、たくましく躍動した人々の姿を描くことで、新たな戦国時代像を見せる。
 
 展示の構成は、四つの章に分かれる。
 
 〈第1章 合戦静寂と喧騒〉
 戦国時代武将たちはどのように戦ってきたのか、戦場の光景はいかなる姿を見せていたのか。
 
Img051_640  突き進む軍勢や雄叫び、法螺貝・軍鐘の響き、そして闘いが終わった後の静寂、絵画や戦道具がそれを伝える。(右は≪姉川合戦図屏風≫福井歴史博物館蔵)
 
Img054_640  〈第2章 群雄 翔けぬけた人々〉
 戦国武将の肖像画によって私たちは、ソノイメージをいだく。
 また甲冑や武器、なかには武将が祈った仏像にも、この時代の人たちの理想や思考を見出す。(左は上杉謙信の持仏≪泥足毘沙門天立像≫山形・法音寺蔵)
 
Img057_640  〈第3章 権威 至宝への憧れ〉
 列島各地に様々な権力が生まれたが、京都で蓄積された文化や制度・秩序は、それぞれの地域で新たな役割を担って日本を一つに結んでいた。
 
 各地の有力者が好んで集めた陶磁器や書・絵画、狩野派の作品はそれを象徴する。(上は重要文化財≪四季花鳥図屏風≫白鶴美術館蔵)
 
Img056_640  〈第4章 列島 往来する人物〉
 戦国時代は、今につながる村や町が成立した時代だった。
 人々の交流は列島を超え北や南へと広がっていった。
 南蛮貿易によってもたらされた品々は、時代を語る。
 
 なお今回の展覧会では、旧米沢藩・上杉家に代々伝えられた古文書群、「国宝・上杉文書」が特別展示されている。(上は≪川中島合戦図屏風≫米沢・上杉博物館蔵)
 
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 また激動の戦国時代をたくましく生き抜いた、織田信長や上杉謙信、徳川家康らの書状や起請文も展示されている。(右は重要文化財≪太刀 銘 安綱≫京都・北野天満宮蔵)
 
 「戦後期時代展」は、1月29日まで両国の江戸東京博物館で開催。観覧料は、1.350円。
 今月は主として西国の将軍・大名たち、来月は東国の大名と、展示替えも行われる。

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