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February 05, 2017

2996.特別展「春日大社」

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 世界遺産「春日大社」。
 大社第一殿の祭神は「武甕槌命(たけみかづちのみこと)」、その昔常陸国・鹿島から鹿に乗って御蓋山の山頂に降臨したと伝えられる。
 
Uid000067_2016092916001794b0ab41 768(神護景雲2)年、称徳天皇の勅命により現在の地に四棟の本殿を造営、春日大社として現在に至っている。
 
Img016_640 春日大社では、「式年造替」と呼ばれる社殿の建て替えが20年毎に行われるが、昨年60回目の「造替」が行われたのを記念して、東京国立博物館で「千年の至宝」が展示された。
 展示は6章で構成されるが、見どころは大きく三つに象徴される。
 
Uid000067_2016092915590458ecd811_64 「神鹿の美術」
 
 春日大社といえは、奈良公園を歩く可愛らしい鹿がシンボル、武甕槌命を乗せてきただけに「神鹿」とよばれ、信仰の対象である。
 
 右の「鹿島立神影図」は、まさにその降臨を描いたもので後小松天皇が奉納した南北朝時代の作品といわれる。
 
Img019_640 また左の「鹿図屏風」は江戸時代の作品、輝かしい金地に牡牝の鹿の群れ、小鹿が描かれる。
 
 「平安の正倉院」
 
 春日大社には神々の調度品として、多くの古神宝が奉納されている。
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 左の「蒔絵箏」(国宝)は12世紀平安時代の漆芸品、右の「金字螺鈿毛抜形太刀」(国宝)も同時代に奉納された黄金の太刀である。
 
 平安時代の貴族たちの美意識が反映された国宝の数々、「平安の正倉院」と言われる所以である。
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「祈願の造形」
 
 春日大社には、祈りや願いを込めて多くの公家や武家から、甲冑や刀剣が奉納されている。
 
 左は「赤糸威大鎧・梅鶯飾」(国宝)、梅や鶯などを透彫りしたこの鎧は、鎌倉時代を代表する傑作。
 
 右の「赤糸威大鎧・竹虎雀飾」(国宝)、鮮烈な赤の威毛と細かい彫金技術がみもので、鎌倉後期の作品と伝えられている。
 
Uid000067_20160929160150b8f40f9b__2 展示はこのほか、神事の際の装束や舞楽面など国宝50点をうくむ250点を、前期(1月17日~2月12日)後期(2月14日~3月12日)に模様替えして並べる。
 
 特別展「春日大社・千年の至宝」は、上野・東京国立博物館平成館で。入館料は1.600円。
 
 

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