April 19, 2005

江戸切子

 冷酒を飲むときは、いつも「薩摩切子」のグラスをつかう。ちょっと重めの感触が心地よい。「江戸切子」は少し軽い。シェリーなどを嗜むのに、ちょうどよい。 その「江戸切子」の展示即売会があるというので、錦糸町の大横川親水公園に出かけた。
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わが国でのカットグラスは、天保時代江戸大伝馬町で始まった。1834年加賀屋久兵衛が、金剛砂を使いガラス面に彫刻を刻み、評判を呼んだという。
 しかし、「切子」という言葉は、すでに18世紀頃から日本でも使われており、オランダ、中国からカットグラスが多数輸入されていたのだろう。
 「江戸切子」の特徴は、鉛分を多く使った透明ガラスと薄く色を被せたガラスに深いV字の切りこみが入り、さらにそこから細かい鮮明な文様がをカットされているところにある。平成14年、国の伝統的工芸品に指定され、埼玉・神奈川を含めるとおよそ70社で作られている。

「切子」は薩摩が重厚なのに比べ、江戸は軽妙で洒落ている。 そのどちらを選ぶかは、その日の気分と注ぐべき酒によって決まる。

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March 25, 2005

ひとまく会

 毎月一回、東銀座の歌舞伎座に出かけ、最後の一幕を四階の立見席で観る。
 「ひとまく会」。もと大手の新聞社政治部長、官僚OB、高検検事長、大企業のトップ、現役美人女医、下町の商店主、美術商、三味線の師匠、シャンソン歌手と40数名の仲間は多士済済。だが会では肩書き無用、出席をとるなどヤボなことはしない。
 まずは近所の居酒屋で一杯、そして歌舞伎座へ。「橘屋!」「中村屋!」「待ってました!」「紀尾井町!」贔屓の役者に声が掛けられるのも、ホロ酔いのせいか。
 入場料は500円~1000円、楽しいこの会も今夜で155回。勘三郎襲名披露とあって、最後の一幕「鰯賣戀曳網」も、札止め覚悟で並ばなければならない。

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